「購入用ウォレットから保管用ウォレットへNFTを移動させたい」
「どうやって複数のNFTを一括でトランスファーさせるの?」
「参考の画像を確認しながら、失敗しないように操作を行いたい」
そんな方へ向けて。
先日、ボクは初めて購入用(ミント用)のウォレットでNFTを入手。
その後、3点のNFTを保管用のウォレットへ一括で転送させました。
操作に要した時間は約5分。
トラブルやエラーが発生しないか心配だなぁ……とドキドキ緊張しましたが、思いのほか簡単に完了。
問題なくNFTの移動ができました。
このページではOpenSeaで複数のNFTをトランスファー(転送)する手順を、画像や注意点を添えてメモっていきます。
・OpenSeaでNFTを別のウォレットへ移動させる方法が分かる
・1回の操作で複数のNFTをトランスファー(転送)できる
・NFTを安全に保管できる
1. NFTを別のウォレットへトランスファー(転送)する前の準備
送付先を指定してNFTを購入する前に、以下の2つを用意する必要があります。
- 送付先のウォレットアドレス
- 少額のイーサリアム
1つ目はNFTを保管しているウォレットのアドレス。
2つ目はトランスファー時に発生するガス代(手数料)分のイーサリアムです。
準備①:送付先のウォレットアドレス
ここで言う送付先とは、
- 保管用のウォレットアドレス
- 家族・友人・Giveaway先のウォレットアドレス
などで、手元のNFTを受け取る側のアドレスになります。
以下の手順でウォレットアドレスを確認できます。
①MetaMaskを起動
Google Chromeを立ち上げて、キツネのアイコン「MetaMask」を起動させます。
②パスワードを記入してログイン
続いて、パスワードを入力して「ロック解除」をクリックすれば、ログイン完了です。
③アドレスをコピー
アカウント名の下の「Ox…」の右側のマークをクリックすると、アドレスをコピーできます。
メモ帳などに貼り付けておいてください。
以上で送付先のウォレットアドレスの入手は完了です。
ちなみに、この保管用ウォレットには137のNFTが入っています。
準備②:少額のイーサリアム
NFTを別のウォレットにトランスファー(転送)させるにはガス代(手数料)がかかります。
そのため、転送元のウォレット内にイーサリアムが入っていなければいけません。
そのステップはというと、
- 暗号資産取引所で口座開設
- 取引所でイーサリアム(ETH)を購入
- MetaMaskでウォレットを作成
- MetaMaskにETHを送金
となります。
すでに経験がある方なら、STEP.2とSTEP.4の繰り返しでOK。
初めての人でも、丸1日あればクリアできるはずです。
詳細は以下の記事にてご確認くださいませ。
\ 最短10分で簡単登録!/コインチェックの口座を無料で開設する
なお、本稿では複数のNFTを一括で移動させる手段について解説します。
NFT1つのみの場合は、↓を参考にしてもらえればと思います。
2. 複数のNFTをトランスファー(転送)する手順
本題です。
複数のNFTを同時に移動する手順は、次の4ステップとなります。
- トランスファー(転送)したいNFTを選択
- 送り先のウォレットアドレスを入力
- MetaMaskで確認・承認
- 送付状態を確認
STEP.1:トランスファー(転送)したいNFTを選択
送付したいNFTが入っているOpenSeaのページにログイン。
右上のユーザーアイコンをクリックして、「Profile」(プロフィール)を選択です。
一番左のタブ「Collected」(収集済み)より自分のコレクションに進みましょう。
このページで移動させたいNFTを選びます。
①メニューから「転送」をクリック
任意の作品の上にマウスのカーソル(矢印)を乗せてみましょう。
青色のボタンが表れるので、「…」(その他のオプション)を押して、メニューから「転送」をポチリます。
右側の「転送」リストが生成され、その作品が加わりました。
②リストにNFTを追加
選択したNFTにはチェックマークが付きます。
その他の作品にマウスを合わせてみると、「+」のマークが浮かび上がりました。
「+」を押したら、「転送」リストに追加されます。
こんな感じで、NFTを選びます。
③「続行」をクリック
今回は「Metabatch」×1点、「CryptoNinja Children」×2点の、計3点のNFTを保管用ウォレットに転送させてみます。
「続行」をクリックです。
STEP.2:送り先のウォレットアドレスを入力
「Transfer items」の画面に移行しました。
「Address」に「準備①:送付先のウォレットアドレス」でコピーしたウォレットアドレスを貼り付けます。
最も大切で慎重に行うべき工程。
ここでも指差しチェックを怠ってはいけません。
1文字ずつ確認しましょう。
(アドレスの入力を誤ると、NFTは行方不明となり、二度と戻ってきません)
問題なければ、画面下の青色ボタン「Send 〇 items」を押します。
STEP.3:MetaMaskで確認・承認
メタマスクが起動しました。
該当のコレクションのNFTを初めて出品・転送する場合は、OpenSea側で「承認」(いわゆる「Set approve for all」)が必要となります。
まずは「Metabatch」の「確認」を行います。
少額ですが、ここでガス代(手数料)が発生します。
続いて、「CryptoNinja Children」も同じように「確認」を押しましょう。
最後はNFTを送付する際に必要なガス代(手数料)のチェックです。
時間帯によって変動しますが、今回は700円ほど掛かりました。
「確認」をクリックすれば、送付手続きは完了です。
STEP.4:送付状態を確認
「お客様の転送は完了です!」のメッセージが表示されました。
先に元々のNFT×3点が入っていたページを見てみましょう。
選択済みの作品はコレクションからなくなり、「収集済み」の個数が8→5へと減っています。
続いて、OpenSeaで送付先(保管用)のウォレットページをチェックです。
「収集済み」が137→140に増え、3点のNFTが追加されていました。
お疲れさまでした!
無事にNFTを一括移動させることができました。
OpenSeaで複数のNFTを別のウォレットへ、一括でトランスファー(転送)する手順のおさらいです。
- 送付先のウォレットアドレスを事前にコピー
- ガス代(手数料)のイーサリアムを準備
- 送付元のOpenSeaで移動させるNFTを選択
- 送付先のウォレットアドレスを貼り付け
- MetaMaskで確認・承認
- 送付状態を確認
手続きは以上です。
これで保管用ウォレットへ大切なNFTを転送できます。
送付先のウォレットアドレスを間違わなければ、割と簡単に移動させられるでしょう。