バカンスのイメージとは程遠いミャンマーのNo.1リゾート「Ngapali Beach」(ガパリビーチ)。
数年後に大フィーバーする予感がプンプンしています。
(実は2016年にアジアベストビーチに選ばれているみたいなんっすけどね)
今回は超ニッチな情報、ガパリビーチの玄関口「Thandwe Airport」(タンドウェ空港)のあれこれをメモっていきます。
需要があるかどうかは、全く未知数ですが(たぶん無いでしょう……)。
主要都市からタンドウェ空港へのアクセスはまぁまぁ
地理的にはミャンマーの西側にあって、アクセス方法は偏りがちに。
一旦ヤンゴンに集結して、そこから直行便でタンドウェへ、といったルートがメジャーです。 都市からで繋がっています。
フライトの所要時間は以下の通り。
バカン ⇔ タンドウェ:90分(ヘホ経由)
マンダレー ⇔ タンドウェ:60分
ネーピードー ⇔ タンドウェ:60分
チケットの価格は航空会社によって区々ですが、ボクの場合、
タンドウェ → ヤンゴン:8,000円
と格別高くはありませんでした。
旅行での時間効率を考慮するのであれば、陸路より空路の方がオススメです。
座席は完全自由席⁉
バカン → タンドウェ → ヤンゴン
の移動の際、「MANN YADANARPON」(マン・ヤダナーポン航空)を利用しました。
ミャンマーの国内便は他に「GOLDEN MYANMAR」(ゴールデン・ミャンマー空港)や「AIR KBZ」(エアーKBZ航空)が運行しています。
もしかしたら、マン・ヤダナーポン航空だけかもしれませんが……チェックイン時に受け取ったチケットは手書き。
座席の指定は無く、好きなところに座っても良いとのことでした。
早い者勝ちですね。
ボクはスーツケース1個+リュック1個のみでしたし、搭乗時は焦る必要は無かったです。
でも飛行機に弱い方、手荷物の収納にこだわる方たちは少し競争心オーラが醸し出されていましたね。
このようなシステムは初めて体験しました。
きっと他の国や地域では普通のことかもでしょうけど。
経験値がまた一つ増えました。
国内移動もタンドウェ空港にはイミグレーション有り
タンドウェ空港に到着後、国内線であろうとも簡単には出口を通過させてもらえません。
外国人の場合は、イミグレーションで審査が行われます。
といっても、パスポートなどの確認をするだけなので特に不安がることはないでしょう。
1分で完了する感じです。
ボクのフライトは半数以上が観光客。
のんびり気分で最後に下乗したため、イミグレーションでは最後尾に並ぶことになりました。
前には20人ほどの外国人が列を成していましたね。
ガパリビーチに行く以外に急ぐ予定はなかったため、気ままに待っていました。
強いて言えば、ここを通過するまでトイレに行けないのが難点でしょうか。
まぁ、特記するほどのことではないでしょうが、チェック項目ということで。
イミグレーションは撮影禁止……
ホテルの送迎サービス完備
ガパリビーチを訪れる際は、事前にホテルを予約しておきましょう。
その時に自分のフライト情報を伝えておくと、無料のピックアップサービスを受けられます。
空港→ホテルまでスムーズに移動できますよ。
タンドウェ空港がある「Sandway」(サンドウェー)エリアは小さな町で観光業が主軸(名前はややこしい)。
わざわざ訪れてくれる旅行客にどのホテルも手厚いサービスを提供しており、送迎もその一つですね。
空港でホテルのプレートを持ったスタッフに名前を告げれば、専用バスまで案内してくれます。
宿泊したホテルの送迎バン
ボクの場合は……そんなことは知らずに、普通に呼び込みのタクシーに乗るつもりでした。
予約時に到着時間は伝えていませんし、送迎の想定もしてなかったので。
イミグレーションを抜けてから、スーツケースを運んでくれる優しい運転手。
到着ロビーを突き進む背中を、ボクは速足で追っていきます。
その時、偶然に宿泊ホテルの名前が目に飛び込んできました。
すかさず案内板を持ったお兄ちゃんに声をかけると、手元のリストを確認し始めます。
期待通りというか、自分の名前があるではありませんか。
1日の発着本数は多くないので、各時間に合わせて出迎えの待機をしていたようです。
「タクシーの運ちゃん、ごめんなさい。ボクはホテルのバスで移動します」
後ろめたい、申し訳ない気持ちにもなりましたが……心配無用でした。
ホテルの兄ちゃんとタクシーの運ちゃんは知り合いのよう。
荷物を引き渡しが終わると、二人は握手を交わし、笑顔で別れてました。
小さい街ならではの、ちょっとしたエピソードです。
なお、ホテルのチェックイン時にタンドウェ発のフライト情報を言えば、帰りも空港まで送迎してくれます。
移動の不安やストレスが無くなりますね。
タンドウェ空港は超こじんまりした空間
そんな感じでは直ぐに空港を後にしたので、到着ロビーの環境はうる覚え。
滑走路→イミグレーション→出口まで100メートルも無かったな、くらいです。
出発ロビーは……というと、かなり簡素なチェックインカウンター。
手作りなんでしょうかね(失敬)。
いかにも田舎の空港といった雰囲気です(またまた失敬)。
その反対側にはカフェが1軒。
本当に待つだけのスペースが用意されています。
各々スマホを片手に、出発までの時間を持て余していました。
荷物審査を通り、いよいよ搭乗口に向かいます。
って言いつつ、目の前のベンチスペース=搭乗口でした。
入ってすぐ右手にお土産コーナー。
隅っこに小さな売店が1つ。
+トイレで、1階は以上。
あとは、2階にデッキがあるくらいですね。
土産屋の隣にある階段を上った先には……誰もいませんでした。
気を取り直して、右手のドアから外に出てみました。
いやはやデッキから望む滑走路と南国の雰囲気、気分が良いものです。
売店で買ったコーヒーを飲みながら、旅を回想するのも悪くないかもしれません。
残念ながらタンドウェ空港ではスケジュール通りに飛ぶことは稀の様子。
余裕をもってチェックインを済ませつつ、読書や音楽を聴きながら、アジアンタイムで搭乗ゲートが開くのを待ちましょう。
数ある空港の中で、どうしてタンドウェ空港にスポットを当てたのか。
正直、上手い理由は見つかりません。
当時の情景を思い浮かべると、指が勝手に動いてしまうのですね。
それぐらいガパリビーチが魅力的で、有意義で、思い出深い。
何もかもがエピソードになってしまう、そんな体験ばかりでした。