「なんかAIが自動で作曲・音楽を生成してくれるサービスがあるらしい」
「Riffusionの使い方を知りたい」
「素人だけど作曲してみたい」
そんな方に向けて。
Riffusionは、誰でも「音楽家」になれるツール。
作りたい楽曲のイメージをテキストで指定すると、AIが自動的に生成してくれます。
このサービスを使うのに、アカウント登録などは必要ありません。
サイトにアクセスするだけで、簡単にオリジナルの音楽が手に入ります。
このページではAIが自動で楽曲を生成するツール・Riffusionの使い方をメモっていきます。
・Riffusionの概要や使い方が分かる
・5秒でオリジナル楽曲が手に入る
・AIを有効活用した生活が見つかる
1. Riffusionとは?
冒頭の通り、Riffusionはテキスト・文章を元に音楽を生み出すツール。
音声や楽譜ではなく、その「イメージ」を反映させるのが最大の特徴です。
現在のバージョンは2022年12月15日に公開されました。
設計・開発者はSeth Forsgren氏とHayk Martiros氏。
二人の趣味から生まれたRiffusionは、AIによって文字を一瞬のうちに音へと変換してくれます。
音楽の知識や経験がない人でも、簡単にオリジナル楽曲が作れるようになりました。
2. Riffusionの使い方
本稿のメイントピック。
Riffusionの使い方を説明します。
STEP.1:Riffusionにアクセス
まずはRiffusionの公式サイトへアクセス。
■Riffusion
https://www.riffusion.com/
Riffusionを利用するのにアカウント作成や登録は必要ありません。
誰でもすぐに音楽を作曲できます。
STEP.2:楽曲をイメージしたテキストを入力
使い方は至ってシンプル。
「What do you want to hear next?」の箇所に、音楽のイメージを文章(テキスト)で書き込みます。
例えば、
- 常夏のビーチでバケーション
訳:Vacation at the beach in everlasting summer - 勉強や作業の効率がアップするBGM
訳:BGM to improve study and work efficiency - 就寝前のリラックス
訳:Relaxation before bedtime - アルゼンチンの歓喜
訳:Argentine delight - サンタクロースがクリスマスに聴く音楽
訳:The music Santa Claus listens to at Christmas
とかでしょうか。
Riffusionは英語がベースです。
少し面倒ですが、翻訳サイト「DeepL」を併用して使いましょう。
ちなみに「サイコロ」マークをポチると、ランダムでテキストが記載されます。
とりあえず「BGM to improve study and work efficiency」にしました。
キーボードの「Enter」を押します。
STEP.3:再生ボタンをクリック
楽曲のイメージが決まると、「UP NEXT」箇所に表示されます。
ここをクリックしてみましょう。
画面中央にて太字のタイトルに切り替わりました。
この状態で右上の再生ボタンを押せば、音楽が流れ始めます。
実際に生成された曲をブログでは伝えられないので、ご自身で試してみてください。
わずか5秒足らずで、作曲家になれるでしょう。
3. Riffusionの機能と楽曲のカスタマイズ
以上が使い方でした。
続いて、サイトにある機能などをご紹介します。
①シェア
再生ボタンのすぐ下、アップロードの形をしたアイコン(Info)をクリック。
出現したポップアップ画面にてSNSへのシェアや、音楽のリンクのコピーができます。
(音楽のリンク=該当ページのURL)
②音楽データのダウンロード
さらに音声の右側「三点リーダー」より、生成した楽曲のダウンロードが可能です。
利用規約上、(おそらく)商用には利用できません。
個人で楽しむ範囲内でお楽しみください。
③楽曲のイメージ設定
右側メニューの一番下・歯車アイコン(Settings)を選択。
コチラで楽曲の設定ができます。
「Seed Image」はコンセプトのようなもの。
- OG Beat
- Agile
- Marim
- Motorway
- Vibes
の中から、イメージを絞りましょう。
④テンポを変更
さらに「Denoising」でノイズを除去します。
(Denoising=ノイズリダクションの意味で、音声の信号に含まれるノイズを抑制・軽減することだそうです)
- Keep it on beat(0.75)
- Get a little crazy(0.8)
- I’m feeling lucky(0.85)
- What is tempo?(0.9)
がリストにありましたが、正直、違いはよく分かりません。
この辺りは玄人好みの設定なのでしょうか。
⑤スペクトログラム
おまけに、画面左側に生成される周波数のような形・スペクトログラムの豆知識です。
見方としては、縦軸が周波数(Hz)、横軸が時間。
色の濃さ(振幅の大きさ)は音の強さを表します。
スペクトログラムは声紋とも呼ばれ、動物の鳴き声の分析、音楽、ソナー/レーダー、音声処理/鑑定などに使われるとのこと。
この辺りは玄人好みの設定なのでしょうか。
音楽の「見える化」をお楽しみくださいませ。
AIの音楽生成ツール・Riffusionの使い方のおさらいです。
- Riffusionの公式サイトで楽曲をイメージしたテキストを入力。
- 再生ボタンをクリックすると、オリジナルの音楽が生成。
- 生成された音楽をダウンロードしたり、SNSでシェアすることが可能。
- 素人でも簡単に楽曲が手に入る。
Riffusionはまだ試験段階・開発中なので、生成された音楽の質は、それほど高くはありません。
しかしながら、ユーザーから得られる膨大なデータを基に、AIが機械学習を重ねることで、クオリティや音楽の種類・幅は改善していくことでしょう。
テクノロジーの進化によって、今後の生活が大きく変わる予感がします。
音楽系の素材提供サイトは大きなダメージを受けるかもしれません。
Riffusionは、いま最もホットなAI技術の一つ。
将来を見通すためのヒントがぎっしり詰まっています。
身近な音楽×AIの世界を体験しておけば、時代の半歩先へと進めるでしょう。
※アート×AIの記事はコチラ↓
※チャット×AIの記事はコチラ↓