「動詞の後に、また動詞や形容詞が続いているけど、どのような意味になるの?」
「どんな時に動詞や形容詞をくっつけるの?」
そんな悩みを解決します。
このページでは補語の種類の一つ、結果補語の意味や使い方を、例文を添えてメモっていきます。
・結果補語の意味が分かる
・動詞+動詞/形容詞の使い方が分かる
・中国人から一目置かれる存在になれる
中国語の結果補語を学ぶ
最初に基礎知識から。
補語とは、「主語+動詞」だけでは文章が成り立たない時、その意味を補う役割を持つ語(句)。
の形で使われます。
①結果補語とは?
結果補語とは、「動詞」(動作)の結果、どうなったかを説明する(補足する)ための補語。
とメインとなる動詞の後ろに、動詞や形容詞が続きます。
②なぜ結果補語が必要?(意味と役割)
補語の役割は、上記の通り、不完全な文章を成立させるため。
「動詞」(動作)1つだけだと、
- 意味が伝わりにくい
- 動作の結果が不明確
- 動作との因果関係が分かりにくい
の理由から、結果補語が必要になってきます。
いくつか具体例を挙げてみましょう。
吃 :食べる
吃完:食べ終わる(食べる行為が、完了する)
看 :見る
看懂:見て分かる(見た結果、理解する)
洗 :洗う
洗好:洗いあがる(洗った結果、良くなる(キレイになる))
「完」と「懂」は動詞、「好」は形容詞で、全て結果補語の役割を果たしています。
- 「動詞」(動作)だけでは意味が伝わりにくい
- 動作の結果を明確に示したい
- 動作との因果関係を表したい
こんな場合は必ず結果補語を付けましょう。
③結果補語の例文(動詞+動詞)
以下より結果補語の例文をどんどん作っていきます。
まずは、
のケース。
2つの動詞で構成される形を複合動詞と呼んだりします。
我买到新年福袋了
新年の福袋を購入できた
「買う(买)+入手する(到)」で「購入できる」となります。
結果補語は過去形を表す「了」と併用されることが多いです。
昨天我在超市看见她了
昨日スーパーで彼女を見かけた
「見る(看)+目に入る(见)」で「見かける」の意味。
「看见」は代表的な結果補語ですね。
你听懂我的中文吗?
私の中国語は聞き取れますか?
「聞く(听)+分かる(懂)」で「聞き取る」となります。
疑問文の場合は「吗」を付ければOKです。
你在淘宝能找到这款衣服
この服はタオバオで見つけられる
「探す(找)+入手する(到)」で「探し出せる」(=見つかる)。
結果補語の前に助動詞「能/可以/会」を付けると、表現が豊かになります。
④結果補語の例文(動詞+形容詞)
形容詞が続く形も頻繁に使われます。
でした。
我已经吃饱了
もうお腹がいっぱいだ
「食べる(吃)+満腹になる(饱)」で「お腹がいっぱい」。
厳密には「お腹いっぱい食べた」の意味で、日常で良く使う表現の一つです。
我看清楚了,他不是王先生
あきらかに彼は王さんではない
「見る(看)+はっきり(清楚)」で「明らかに」の主観が込められています。
「はっきりと見える」とも言えますね。
衣服还没干好
洗濯物はまだ乾いていない
「乾く(干す)+良い(好)」で「良く乾く」となる結果補語。
否定形は動詞の前に「不/没」を付けます。
你已经写好了报告吗?
もう報告書は書きあがった?
「書く(写)+良い(好)」で「良く書く」。
過去形+結果補語の後に目的語が来る場合は、
の語順になります。
結果補語の意味と使い方のおさらいです。
語 順:「主語」+「動詞」+「結果補語」(動詞/形容詞)
否定形:「主語」+ 没 +「動詞」+「結果補語」
過去形:「主語」+「動詞」+「結果補語」+了(+「目的語」)
補語の種類には結果補語の他、方向補語や可能補語などがあり、奥が深め。
あと↓にて程度補語をちょっぴり触れているので、ご参考くださいませ。
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