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【社員向け】リモートワークでの失敗から学ぶ【自分の働き方を見つける】

リモートワークのイメージ HALF TIME
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コロナ禍で在宅ワーク(テレワーク)を余儀なくされた社員の皆さまへ。

会社からリモートワークを命じられたが、どうにもこうにも自宅だと業務が捗らない。
会社への貢献が低いと感じるから、実際に出勤した方が働きやすい。

と思ったことはありませんか?

ボクは2020年1月より在宅勤務を開始。
最初の1~2ヶ月は準備不足・失敗の連続で全然仕事になりませんでした。

それでも生活環境、業務の仕方を改善し続け、今ではリモートワークの素晴らしさ体感しています。

このページではリモートワークの失敗から学んだことと、自分なりの働き方についてメモっていきます。

本記事のメリット
  • リモートワークでよくある失敗を繰り返さない
  • 自宅でもメリハリがある生活を送ることができる
  • 自分なりのリモートワークでの働き方を見つけられる
筆者について
・今年1月よりリモートワーク中
・オンライン面接のみで転職を成功
・現職場の上司や同僚とは直接会ったことは無い

リモートワークでの失敗談(生活環境編)

家での失敗

在宅ワーク(テレワーク)をするようになり、職場の有難みを知ることになりました。
会社には仕事に必要なモノが全て整っていて、トラブルが起きても専門の部署が解決してくれます。

一方、自宅で問題が見つかれば、基本的には自分で対処しなければなりません
いま振り返ってみると、結構しんどかったですね。

要因は様々ですが、最も欠けていたのは家で仕事をするイメージでしょう。
ここまで公私混同になるとは思っていなかったので。

そんなこんなで多くの失敗を経験しました。
生活環境について関して言えば、

①作業スペースが無い
②インターネット環境が悪い
③ノートパソコンの性能がイマイチ
④紙媒体が必要な時の対応が面倒
⑤決まったルーティンが無い

この辺りです。
普段の生活環境が仕事に大きな影響を与えていました。

失敗①:作業スペースが無い

ボクは今、妻と義母との同居生活を送っています。
家は1LDKのマンション。

残念ながら、仕事用の部屋がありません。

いつもはリビングルームのソファで作業をしているのですが、正直、なかなか集中できませんね。

2人の会話、窓の外の騒音、宅配便……決して落ち着いた環境ではない、といったのが正直なところです。

1人暮らしの方なら、こんな悩みはないかもしれませんが……。

でも両親と同居していたり、小さなお子様がいる家庭なら、作業が捗らないことが多々あるでしょう。

  • 仕事部屋
  • 作業テーブル
  • 耳栓(外部の音をカットする環境)

仕事に没頭するために、最低この3つは確保しておいた方が良いかと思います。

失敗②:インターネット環境が悪い

インターネットが無ければ、リモートワークはできません。
なので、ここはケチらないようにしましょう。

中途半端な環境だと会議中に回線が途切れたり、資料のアップロード・ダウンロードが遅かったりして、業務に支障をきたします。

またネット通信の不備が、現代の人々に大きなストレスを与えているとも言われています。

ボクの家では契約コースが甘かったためか、複数端末が家庭用Wi-Fiに接続されると作業パソコンの通信速度が急減。

重要なタスクを片付けるタイミングでのネット不良にイライラしましたね。
早めにネット回線を整えておけば良かった、と後悔したのを覚えています。

  • 光回線(フレッツ光など)
  • 固定Wi-Fi(WiMAXなど)
  • モバイルWi-Fi(UQ WiMAX)
  • 推奨速度は8Mbps(下り)/512kbps(上り)

上記は在宅勤務に必要な回線の種類と推奨速度ですが、自宅でのインターネット環境は最高水準に保っておきましょう。

失敗③:パソコンの性能がイマイチ

上司や同僚とコミュニケーションを図る際に、様々なツールをパソコンにインストールする必要があります。

  • メッセンジャー
  • 各種オフィスソフト(Excel、Power Pointなど)
  • オンライン会議ソフト(Zoomなど)
  • VPN(セキュリティ用)

などなど。
会社から貸与されているなら問題なさそうですが、自分でパソコンを手配するのであれば、相応のスペックが求められるでしょう。

「複数のソフトを同時に立ち上げたら固まった」なんてことが起こらないように。

実体験で言うと、会社用パソコンが手元に届くまでは、ボクは数年前に購入したショボいノートパソコンを使用していました。

ファイルの開封に時間がかかることに加え、インターネット回線の遅延。
初期の頃は仕事のペースがかなり悪かったと思います。

パソコンは将来も使い続けるものです。
これもケチらないでくださいませ。

失敗④:紙媒体が必要な時の対応が面倒

現在はペーパーレスの時代ですが、たまに資料をプリントアウトしなければいけない時があります。
社会保険の加入・変更や、各種手続きのためにですね。

会社にはプリンター・コピー機も用紙も揃っています。
印刷ボタンを押せば、すぐに資料が整うでしょう。

しかし、自宅にはそんな機材はありません

データをUSBに保存し、中心部まで出向いて、わざわざ印刷しなければなりません。

申請用紙1枚を準備するためだけに、こんなに手間がかかるのです。
工数がかかって仕方ない。

ちまたでは「はんこ/実印」騒動が起きていますが、在宅勤務が浸透した今、かなり切実な問題だと思っています。

失敗⑤:決まったルーティンが無い

リモートワークが上手くいかない最も大きな要因が1日のスケジュールが管理です。

タスク処理や会議などの予定は入っているものの、朝起きてからシャワー、食事、家族サービス、就寝までのサイクルが「なあなあ」になっていませんか。

仕事のオン・オフが曖昧になると、生活が乱れ、

  • 寝不足
  • 運動不足
  • 良好なコンディションが保てない

などを招いてしまいます。
これではいけません。

解決策は1日のルーティンを徹底することですね。

自宅での勤務時間が9:00~17:00であれば、

7:00 起床&シャワー
7:30 朝食
8:00 歯磨き
10:30 リフレッシュ
12:00 昼食
15:00 リフレッシュ
18:00 夕食

を固定してしまい、その空き時間に仕事の予定を入れるのです。

リモートワークだからと出勤ギリギリまで寝ていたり、歯磨きの時間がいつもバラバラだったりしていては、最高のパフォーマンスは発揮できません。

以前は食事の時間が毎日異なっていました。
そして朝の行動の少しのズレも積み重なり、夕方頃には疲労困憊。

残業する羽目になったこともありましたね。
完全に生活リズムが狂ってしまったのです。

しかし、ルーティンを確立してからはメリハリがついて作業効率がアップ
ムダな時間が減り、1日を有効に過ごすことができています。

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リモートワークでの失敗談(業務編)

仕事での失敗

続いては、実業務のお話です。
累計10年以上出勤を続けていたボクにとって、リモートワークが人生を大きく変えたとも言えます。

元々は人と関わるのが苦手で人見知りも激しい性格。
人と話すのも好きではありません。

そんな感じなので、在宅で仕事をするようになると、

①チャットのコミュニケーションが苦手
②オンライン会議で発言ができない
③相手の都合を考えてしまう
④通知が気になって仕方がない
⑤自分の存在感・価値に不安

といったネガティブなことばかりを感じるようになりました。
時には自己嫌悪に陥ることも。

克服するまでには相応の時間がかかりましたね。

失敗①:チャットのコミュニケーションが苦手

1対1のチャットなら、あまり緊張せずに会話をすることができます。
ところが、業務では往々にしてグループチャットにて話が進むことがあります。

ある事柄に対して皆がチャット意見を言い合う。
相手の主張を同意/反論する。

大勢いるグループチャットはとても苦手ですね。

ボクは自分の意見に自信がなく、返答するのに時間がかかってしまいます。
返信文章を読み返している間に話題が変わってしまった、なんてのは日常茶飯事ですよ。

これは決して良くありません。
ということで、マイルールを決めて簡素にチャットを送ることを心掛けました。

  • 長文で作成しない
  • 挨拶は不要(お世話になっております、など)
  • 日本語的な〆も不要(よろしくお願いします、など)
  • 短刀突入に要点のみ
  • まずは思ったことを送信してみる
  • 誤字や脱字は気にしない
  • 既読スルーも気にしない

これで心がゆとりが出て、だいぶ楽になりますよ。

失敗②:オンライン会議で発言ができない

上記①と同じですね。
みんなの前で発言することも好きではありません

オンラインで複数名の話し合いが行われると、自分の意見を言うタイミングが掴みにくいかと思います。
Zoomの場合、基本的には1人のみの音声しか届かず、現発言者の終わり時を見極めなければいけないでしょう。

正直、集中力と神経が消耗しやすいですよね。

みんなに気遣ったり、躊躇していると発言のきっかけが失われてしまいますし。

もしカットインしたいのであれば、

  • 「あの」「ちょっ」「えーと」と大きめの声で遮ってみる
  • Zoomなら挙手機能

で試みてみましょう。
相手の顔が見えないからこそ、一瞬の発声アピールが必要です。

なお、Zoomの挙手機能は↓をクリックすると利用できます。
気付いてもらえれば、発言権を得られるかもしれませんよ。

STEP1. 画面下メニューの「参加者」をクリック
STEP2. 画面右側の参加者リスト下にある「手を挙げる」を押す
STEP3.「手を挙げる」ときは、名前の横に手のマークが表示

Zoomの挙手機能

失敗③:相手の都合を考えてしまう

これは1対1のチャットを送る時ですね。

  • 今話しかけて大丈夫かな
  • 忙しくて、業務の邪魔にならないかな
  • わざわざ聞くほどの内容でもないかも

色々と考えてしまうのです。
でも振り返ってみると、無駄骨でしたね。

だって悩んだところで答えは出ず、解決もされませんから。

とりあえず、テキストでコンタクトを取ってみる
これに尽きます。

もしかしたら返信が来ずに、ソワソワしてしまうかもですが、気にする必要はありません。
その時はその時で、また別の手段を考えましょう。

失敗④:通知が気になって仕方がない

何処にいても受信が可能なメッセンジャーやメール。

通知を受け取った直後に内容を確認したくなったりします。
なぜでしょう、周りに誰もいないからでしょうか。

それにパソコンと同期できるアプリも多く、深夜や週末もスマホが鳴りやまないことがありますね。

大抵は自分宛ではないのですが。
これは結構なストレスだと思いませんか。

平日であれば、まぁ適宜チェックする分には問題ありません。
ただ時間外なら勇気を持って通知をオフにすることをオススメします。

リモートワークだからこそ、仕事をする時間とそれ以外をキッチリ分ける必要があると思うので。

失敗⑤:自分の存在感・価値に不安

最後は失敗というか、気持ちの問題でもあります。
しっかり業務を行って、実績や結果を数値化できれば解決される部分です。

会社であれば、早朝出勤や残業(をしているふり)で何とかなったかもしれませんが。
在宅勤務で上司の顔色を伺うことが限定的な分、自分のアピール方法は悩ましいところでしょう。

ボクは2020年初めに前職を辞め、中国IT企業に転職しました。

採用の過程はオンライン面接のみ。
5月より「クラウド入社」という形での再出発です。

以降は一度もオフィスに出社することなく、リモートワークで仕事に励んでいます。
チーム内の同期・同僚とは直接会ったことはありません。

殆どがチャットもしくはオンライン会議のみのコミュニケーションです。

人見知りのボクにとっては結構なプレッシャー
慣れるまで相当大変でした (現に今も苦労しています)。

また課せられた責務・タスクはありますが、やはり自分の存在意義について深く考えてしまいます

時期によっては本当に自分は必要とされているのか、と思ったり。
不安で仕方ありませんね。

解消方法を提示するのは難しいですが……まずは1人仲間を作りましょう
同僚でも、後輩でも、別の部署のメンバーでも大丈夫です。

誰かと繋がっていれば、安心感が得られます。
その人が心の拠り所になることでしょう。

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在宅ワークを命じられたのですが、正直戸惑っています。思うように仕事が捗りません。どうしたらいいですか?とあるきっかけで、リモートワークが急速に浸透しています。まさに「働き方改革」ですね。とは言え、いきなり「自宅で仕事をしろ」となったところで...
最後に…

以上はボクが経験した失敗や課題の一部に過ぎません。

所属する会社の文化やルールによって、リモートワークのスタイルも導入手法も様々でしょう。

週2~3日出勤という半在宅ワークの方もいるかもです。

ともあれ、自身と向き合う時間は増えたはず。

本当にやりたい仕事なのか、働きたい会社なのか胸に手を当てて自分に問いかけてください

もしも不満足なのであれば、環境を変えるのも一つの選択肢。
人生の主人公は「あなた」ですよ。

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