「NFTの優先購入権に応募するときにPremintを使うらしい」
「どうやってPremintを操作するの?」
「そもそもPremintって何?」
そんな方に向けて。
Premint(プレミント)は、ブロックチェーンの技術を生かして、NFTの保有状態などを確認できるマーケティングツール。
最近では、NFTの優先購入権を与える際に、Premintを活用するプロジェクトが増えてきました。
暗号資産(仮想通貨)やNFTを管理するMetaMask(メタマスク)のウォレットと連携させると、優先購入権の条件を満たすか否かの選別が可能です。
応募者にとっては、今後もPremintに触れる機会が多くなるため、操作方法を知っておいて損はありません。
このページでは優先購入権の獲得に必要なPremintツールの使い方やウォレットの追加方法、実際の応募手順などを画像付きでメモっていきます。
・Premintの概要が分かる
・Premintを使ったNFTの優先購入権に応募できる
・操作する時の注意点が分かる
1. Premint(プレミント)とは?
Premint(プレミント)とは、簡素に言うとNFTのマーケティングツール。
ブロックチェーンの技術を生かして、特定のNFTを持っているかを確認したり、Discordで特定のロールを付与したりすることができます。
有名な海外のプロジェクトだとCool CatsやMoonbirds、日本に目を向ければAopanda Party(APP)やLive Like A Cat(LLAC)が導入。
また日本最大級のコミュニティ「Ninja DAO」でもPremintを積極的に利用する動きが見られます。
\ クリエイターを応援! /Ninja DAOを覗いてみる
2. Premint(プレミント)を使う前に準備すべきモノ
本稿ではPremintを通じて、NFTの優先購入権へ申し込む手順を紹介します。
そのために必要なのは、
- MetaMaskのウォレット
- 優先購入権の条件となっているNFT
場合によっては、複数用意すべきこともあるので、各プロジェクトの案内をよく確認しましょう。
準備①:MetaMask(メタマスク)のウォレット
優先購入権=NFTをミント(発行)することができる権利。
これにはメタマスクのアカウント(ウォレット)が必要です。
昨今では詐欺・ハッキング・盗難防止の観点から、
- 保管用のウォレット
- ミント用ウォレット
と用途ごとにウォレットを管理する傾向が強まりました。
Premintでは2つ以上のウォレットを1つのアカウントに紐づけて、上記のように用途を分けて管理・登録することができます。
これが利用度をさらに高める要因の一つです。
もちろん、ウォレットは1つだけでもOK。
兎にも角にも、NFTをミントするメタマスク(ウォレット)を準備しておきましょう。
準備②:優先購入権の条件となっているNFT
例えば、Live Like A Cat(LLAC)の場合、
- CryptoNinja Partners(CNP)
- Aopanda Party(APP)
のいずれかを保有している方に対してのみ、優先購入権が与えられました。
このように特定のNFTの保有が条件となっている場合は、ウォレットから移動することをせず、ミントが実施されるまでそのままにしておいてください。
3. Premint(プレミント)の使い方【ウォレットとSNSの連携手順】
以上の準備が整ったら、実際にPremintを使って、NFTの優先購入権へ応募してみましょう。
大まかな流れは以下の通り。
- MetaMaskにログイン
- Premintのサイトへ訪問
- MetaMaskを接続
- Twitter/Discordアカウントを紐づけ
本稿では「Live Like A Cat」(LLAC)への申請手順を例に、説明していきます。
STEP.1:MetaMaskにログイン
Premintを利用する前に、メタマスクにログインしておきましょう。
もしウォレットを2つ持っている場合は、先に保管用にて操作してください。
Google Chromeを立ち上げて、拡張機能を選択。
キツネのアイコン「MetaMask」から起動させます。
パスワードを入力して「ロック解除」をクリックすれば、ログイン完了です。
ボクは保管用とミント用の2つのウォレットを使いました。
保管用のウォレットアドレスの下4桁は「7984」です。
STEP.2:Premintのサイトへ訪問
次はメタマスクと同じブラウザ(Google Chrome)で、Premintサイトへアクセス。
URLは「https://www.premint.xyz/○○○/」と、○○○はプロジェクトごとに異なります。
くれぐれも偽サイト(類似アドレス)には注意してください。
LLACのPremintサイトは以下のような画面です。
Premintを使った優先購入権に応募する時は、公式でアナウンスされているURLをよく確認して訪問しましょう。
STEP.3:MetaMaskを接続
続いて、Premintにメタマスクを接続させます。
右側の「Login to Register」(ログインして登録)をクリック。
「Login to PREMINT」のウォレットリストから「Metamask」を選びます。
すると、先ほどログインしたメタマスクが起動しました。
表示されているウォレットアドレスは「…7984」です。
「次へ」を押して、次の画面で「接続」を選択しましょう。
最後に「署名の要求」の確認。
PremintのURLや自分のウォレットアドレスが正しいか否かダブルチェックしてください。
問題なければ「署名」をクリックして、以下のような画面になれば完了です。
お疲れさまです。
見事Premintにメタマスクを接続することができました。
STEP.4:Twitter/Discordアカウントを紐づけ
今度は自分のSNS(TwitterとDiscord)アカウントをPremintに紐づけます。
①Twitterアカウントの連携
Twitterの「Connect」をクリック。
もし使っているブラウザでTwitterにログイン済みであれば、即座に連携が完了します。
(アカウント名が表示されます)
そうでない場合は以下の画面が現れます。
TwitterのIDとパスワードを入力して連携させましょう。
②Discordアカウントの連携
Discordの流れも同様で、「Connect」をクリックです。
すると、保有しているアカウントが表示されました。
「ログイン」を押してみましょう。
Discordの画面です。
メールアドレスとパスワード、またはQRコードを用いてログインしてください。
最後はアクセス要求の確認。
ひと通り読んだら「認証」をポチリます。
PremintのサイトでDiscordのアカウント名が付いたら、こちらも連携完了です。
お疲れさまでした。
SNSアカウントとの紐づけが終わりました。
これで準備が整いました。
1つのウォレットだけで応募する場合は、「5. Premint(プレミント)での優先購入権の応募方法」へ飛んでくださいませ。
4. Premint(プレミント)にウォレットを追加する方法
本章では、別のウォレット(ミント用)を追加する手順を、以下のステップで説明していきます。
- 「ミント用」のMetaMaskにログイン
- Premintのサイトへ訪問
- Twitterアカウントでログイン
- ウォレットアドレスを追加
- ウォレットの名前を作成
- ミント用ウォレットを指定
そんなに難しくはないため、ゆっくり操作すれば大丈夫です。
STEP.1:「ミント用」のMetaMaskにログイン
「保管用」とは別の、「ミント用」のメタマスクが入っているブラウザを立ち上げましょう。
その後は先ほどと同様、「MetaMask」を起動させてログインします。
ミント用のウォレットアドレスの下4桁は「9128」です。
STEP.2:Premintのサイトへ訪問
「ミント用」のブラウザでPremintサイトにアクセス。
「保管用」と全く同じアドレスであることを確認しましょう。
STEP.3:Twitterアカウントでログイン
こちらでも「Login to Register」をクリック。
今回はメタマスクではなく、連携済みのTwitterアカウントを使います。
「Log In With Twitter」を選びましょう。
TwitterのIDとパスワードでログインしてください。
「2.Premint(プレミント)の使い方」と同じように、TwitterやDiscordのアカウント名が確認できたらOK。
「Which wallet do you hold the required NFTs in?」(条件を満たすNFTが入っているウォレットは?)には保管用のアドレスが表示されているはずです。
STEP.4:ウォレットアドレスを追加
本稿のメイントピックである、ミント用のウォレットアドレスを追加していきます。
①「Profile」画面を開く
Premint画面の右上に注目。
保管用の短縮アドレス横の「▲」マークを押して、「Profile」を選びます。
②「Connect New Wallet」をクリック
プロフィール画面が開きました。
「Connect New Wallet」をクリック。
ウォレット一覧から「Metamask」を選択です。
③MetaMaskを接続
メタマスクが起動しました。
表示されているウォレットアドレスは「…9128」(ミント用)。
「次へ」に続いて「接続」を押しましょう。
「署名の要求」では保管用と同じようにPremintのURLやウォレットアドレスを確認です。
「署名」を押して、最後の操作に移ります。
④保管用とミント用のウォレットを併合
「Merge Accounts」(アカウント(ウォレット)の併合)のタイトルが現れました。
- Adding this wallet(追加するウォレット)
ミント用ウォレットのアドレス - To account with those wallet(s)
保管用ウォレットのアドレス
に相違がないか指差しチェックしましょう。
その他の英語箇所は流し読みで大丈夫です。
(気になる方は翻訳ツールを活用してください)
問題なさそうなら青色の「✓Merge」ボタンをクリック。
確認メッセージが画面上部に出るので「OK」を押します。
お疲れさまでした!
ミント用のウォレットを追加することができました。
プロフィールのウォレットリストに2つ目のアドレスが追加されました。
STEP.5:ウォレットの名前を作成
このままだと、ウォレットの区別ができません。
名前を付けて管理しやすくしましょう。
右側の三点リーダーをクリック。
次に「Add a wallet name」(名前を追加)を選びます。
こちらに分かりやすい名前を記入しましょう。
保管用は「Main Wallet」にしました。
「Save Changes」(変更を保存)を押せば完了です。
同じようにミント用にも名前を加えました。
STEP.6:ミント用ウォレットを指定
最後に、優先購入権でNFTを手に入れるにあたり、ミントする時に使用するウォレットを指定します。
ミント用ウォレットの三点リーダーを押してください。
続いて「Set as minting wallet」をクリック。
操作は以上です。
「MINTING」のマークが付いているのが確認できました。
5. PremintでAL(優先購入権)に応募する手順
色々と準備が整いました。
優先購入権に応募する手続きをシミュレーションしてみましょう。
実際の操作は2分もかかりません。
特別な項目が無い限り、簡単に申し込むことができるかと思います。
STEP.1:保管用・ミント用ウォレットを確認
応募前に、念のため、保管用とミント用のウォレットを確認します。
今までの流れであれば、目で追うだけでOKです。
①応募条件を満たすNFTを保管しているウォレット
まずは「「Which wallet do you hold the required NFTs in?」の部分。
応募条件を満たすNFT(LLACの場合だと、CNPやAPP)が入っているウォレットとなります。
通常であれば、保管用のアドレスで問題ないでしょう。
もしミント用に入っているのであれば、ウォレットを切り替えてください。
②ミントするウォレット
Premintページの下側がLLACの優先購入権の応募画面です。
「Which wallet do you want to register with?」(どのウォレットで登録しますか?)。
こちらにはミント用のアドレスが表示されているはずです。
もし保管用アドレスでミントしたいのであれば、ウォレットを変更しましょう。
STEP.2:Premintに登録(優先購入権に応募)
LLACの場合は「一言コメント」の記入も応募条件となっていました(メールアドレスは必要ありません)。
メッセージを記入したら緑色の応募ボタン「Click to Register」をクリックです。
「Registering…」のポップアップが出現しました。
諸々のアカウント状況の確認のため、しばし待ちです。
30秒ほどすると……「Registered」が表示されました。
お疲れさまでした!
無事にLLACの優先購入権への申し込みが完了しました。
Premint(プレミント)の使い方のおさらいです。
大まかな流れは、
- MetaMaskにログイン
- Premintのサイトへ訪問
- MetaMaskを接続
- Twitter/Discordアカウントを紐づけ
ミント用のウォレットを追加する場合は、
- 「ミント用」のMetaMaskにログイン
- Premintのサイトへ訪問
- Twitterアカウントでログイン
- ウォレットアドレスを追加
- ウォレットの名前を作成
- ミント用ウォレットを指定
です。
ちなみに、メタマスクの接続やSNSアカウントの紐づけは1度行うだけでOK。
次回以降、別のプロジェクトにて応募する際は、同様の操作は必要ありません。
試しにNinjaDAO内の「めたばっち」にも申し込んでみました。
Premintのサイトにアクセスしたら、全ての情報が保存されたまま。
「Click to Register」を1クリックするだけで、登録・応募が完了しました。
今後もPremintに触れる機会は増えるでしょう。
本稿が何かしらの役に立てれば幸いです。