「PancakeSwapでのファーミングを止めたい」
「預けたLPトークンを回収したい」
「LPトークンを分解して元の暗号資産(仮想通貨)に戻したい」
そんな方に向けて。
ボクは先日、PancakeSwapにて仮想通貨のCAKEのステーキング期間が満了。
これを機にファーミングも止め、預けていたLPトークンを回収&分解しました。
LPトークンを元の仮想通貨(BNBとBUSD)に戻し、PancakeSwapからは一旦卒業です。
このページではPancakeSwapでファーミングを解除する手順を、画像付きでメモっていきます。
・PancakeSwapでファーミングを解除する手順が分かる
・LPトークンを回収してファーミングを終えることができる
・LPトークンを分解して元の暗号資産(仮想通貨)に戻せる
1. PancakeSwapでファーミングを解除する方法
「Farming」(ファーミング)とは、2種類の仮想通貨=LPトークンを預けて報酬をもらうシステム。
「LPトークン」(Liquidity Provider Token)とは、流動性を提供する際に預ける専用のトークンの呼び名です。
本稿の最終目的は、LPトークンを分解して元の2種類の仮想通貨を得ること
そのためには、まずはPancakeSwapでファーミングを解除して、LPトークンを回収する必要があります。
その手順は以下の通り。
- PancakeSwapにMetaMaskを接続
- 未受領のCAKEを回収
- ファーミングを解除
画像を添えて、手順を説明していきます。
STEP.1:PancakeSwapにMetaMaskを接続
まずはメタマスクが入っているブラウザ(Google Chrome)を起動。
「PancakeSwap」の公式サイトに訪問しましょう。
■PancakeSwap
https://pancakeswap.finance/
右上の「Connect Wallet」をクリック。
接続するウォレットリストよりメタマスクを選択します。
メタマスクが起動しました。
パスワードを記入して「ロック解除」です。
もしネットワークが「Ethereum Mainnet」などになっていたら、「Binance Smart Chain」に切り替えましょう。
STEP.2:未受領のCAKEを回収
上部メニュー「Earn」→「Farms」(ファーム)をクリック。
次に「Finished」のタブを選択します。
ファーミング中のLPトークン(ボクの場合は「BUSD-BNB LP」、通貨のペア)が表示されました。
BNB=バイナンスコイン
こちらにはファーミングによって得られた報酬のCAKEが3.67ほど残っています。
解除する前に収穫しましょう。
「Harvest」ボタンをクリックです。
メタマスクが立ち上がりました。
CAKEを収穫するには、若干のBNB=ガス代(手数料)がかかります。
大丈夫そうなら「確認」を押しましょう。
「Harvested!」となればOK。
貯まっていたCAKEの回収は完了です。
念のため、得られたCAKEを確認します。
右上のウォレットアドレスからメニューを呼び出し「ウォレット」を選びましょう。
ちなみに↓が収穫前の状態(保有CAKE数は0.277)。
以下が収穫後で、「CAKE残高」の数字が増えました。
(ガス代(手数料)分だけBNBも引かれています)
STEP.3:ファーミングを解除
次に預けているLPトークンを全て引き出して、ファーミングを終了させます。
少し言葉が紛らわしいですが、ステーキングを止めてLPトークンを回収すること=ファーミングの解除といった感じとなります。
「BUSD-BNB LP STAKED」の「-」ボタンを押してみましょう。
ポップアップ画面にて「Unstake LP tokens」(LPトークンのステーキング解除)と表示されました。
ここで回収するLPトークンの数量を指定します。
「MAX」を選択。
「Confirm」(確認)を押して引き出し手続きに移行です。
またメタマスクが起動しました。
ここでもガス代(手数料)をチェックして、「確認」をポチリましょう。
画面上に「Unstaked!」(ステーク解除)と出ればLPトークンの回収完了です。
お疲れさまでした!
PancakeSwapでファーミングを解除できました。
2. PancakeSwapでLPトークンを分解して元の暗号資産に戻す方法
無事にファーミングを解除できました。
次はLPトークンを分解して、元の仮想通貨BNBとBUSDに戻します。
その手順は以下の通りです。
- 流動性の解除①(分解するLPトークンの数量を指定)
- 流動性の解除②(LPトークンを分解)
- 分解した暗号資産を確認
STEP.1:流動性の解除①(分解するLPトークンの数量を指定)
上部メニュー「Trade」→「Liquidity」(流動性)をクリック。
先ほど回収したLPトークン(BNB-BUSD V2 LP)が表示されました。
詳細を開きましょう。
「Remove」(取り除く≒解除)をより、分解手続きを始めます。
ポップアップ画面には「Remove BNB-BUSD Liquidity」(BNB-BUSD流動性を解除)の文字。
分解するLPトークンの数量を指定します。
うさぎマークを「MAX」になるまで右にスライド、もしくは「Max」を選択。
画面下に移動して「Enable」(有効にする)を押してみましょう。
メタマスクが起動したら、「署名」をクリックです。
STEP.2:流動性の解除②(LPトークンを分解)
すると、「Remove」のボタンが有効になりました。
そのままポチリます。
今回のLPトークンの分解によって得られる仮想通貨は、約0.495BNBと119.8BUSD。
大丈夫そうなら「Confirm」で次に進みます。
またまたメタマスクの画面が表れます。
ガス代(手数料)などをチェックしたら、「確認」を押しましょう。
「Transaction Submitted」または「Transaction receipt」となればOKです。
お疲れ様でした!
PancakeSwapでLPトークンの分解が完了しました。
STEP.3:分解した暗号資産を確認
最後に分解によって得られたBNBとBUSDを確認します。
直接メタマスクを立ち上げましょう。
元々ウォレットにあったBNBは0.089365ほど。
BUSDは入っていませんでした。
が、LPトークンを分解した後は、先ほどの分だけ増えていました。
お疲れさまでした!
LPを分解して元の暗号資産に戻せました。
PancakeSwapでファーミングを解除する手順とLPトークンを分解して元の暗号資産に戻す方法のおさらいです。
- ファーミングとは、2種類の仮想通貨=LPトークンを預けて報酬をもらうシステムのこと。
- LPトークンとは、流動性を提供する際に預ける専用のトークンの呼び名。
- ファーミングを解除する手順は、
- PancakeSwapにMetaMaskを接続
- 未受領のCAKEを回収
- ファーミングを解除
- LPトークンを分解して元の暗号資産に戻す方法は、
- 流動性の解除①(分解するLPトークンの数量を指定)
- 流動性の解除②(LPトークンを分解)
- 分解した暗号資産を確認
以上でPancakeSwapでの仮想通貨の運用は終了。
あとは全てのCAKEやBUSDをBNBと交換させて清算します。
(さらにBNBをビットコインに変えて、管理する仮想通貨を減らしました)
将来的にはDeFiを再開するかもなので、その備忘録としてブログ記事に残しておきました。
また本格的に運用を始める時には見返してみようかと思います。