「OpenSeaでのNFT販売価格の相場が分からない」
「どうやってNFTをオークション形式で出品するの?」
「より高値でNFTを販売したい」
そんな方へ向けて。
先日、ボクは初めてOpenSeaにて、オークション形式でNFTを出品してみました。
操作に要した時間は約3分。
想像以上に、サクッとNFTを入札に掛けられました。
このページではOpenSeaのオークションにNFTを出品する手順を、画像と注意点を添えてメモっていきます。
・OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法が分かる
・事前に出品方法と注意点を確認できる。
・高値でNFTを売却できる
1. OpenSeaのオークションでNFTを出品する手順
手持ちのNFT作品をオークションに出品する手順は以下の通りです。
- 出品したいNFTを選択
- オークションの詳細を決定
- MetaMaskで署名
- 出品状態を確認
なお、NFTを出品する前にはOpenSeaにMetaMask(メタマスク)を連携・接続させておく必要があります。
(でないと、自分のNFTを管理できませんので……)
STEP.1:出品したいNFTを選択
まずは「OpenSea」(https://opensea.io/)にログインして、画面右上のアイコンから「Profile」へアクセス。
自分のコレクション「Collected」より、出品したいNFTを選択します。
NFTの詳細ページが表示されたら、「Sell」をクリックして出品手続きへと進みます。
※MetaMaskは「イーサリアムメインネット」へ切替
NFTの取引をOpenSeaで行うには、メタマスクのネットワークを「イーサリアムメインネット」にしておく必要があります。
もしネットワークが異なる場合は、以下のポップアップが出るので、「Switch network」を押して切り替えましょう。
STEP.2:オークションの詳細を設定
出品方法は「Fixed Price」と「Timed Auction」の2つ。
今回はオークション形式で販売したいので、「Timed Auction」画面から設定を行います。
①Method(形式)
オークションの形式(販売方法)は以下の2通りがあります。
- Sell to highest bidder
→ 時間内に最高価格を提示した入札者が落札 - Sell with declining price
→ 入札者が現れるまで価格が下がる販売方法
一般的なのは前者ですね。
後者は「ダッチ・オークション」とも呼ばれ、売り手が設定する最高価格から順番に価格を下げていき、買い手は適当なところで入札。
その時点で落札となります。
今回は「Sell to highest bidder」を選びました。
②Starting price(出品価格)
市場相場を参考して、出品金額を入力しましょう。
入札で使用される通貨は「WETH」です。
(自分がオークションに応札する場合は、事前に「ETH」→「WETH」に交換する必要があります)
この作品を出した時点での「Floor Price」(市場平均価格)は0.025ETHでした。
少し高めで0.03WETHにしてみます。
③Duration(出品期間)
デフォルトで7日間となっていますが、1日や1ヶ月など変更できます。
また開始日時と終了日時の指定も可能。
お好みの期間で設定しましょう。
※「Sell with declining price」の場合
出品価格と期間を同時に行います。
- Starting price
→ 最高価格 - Ending price
→ 最終価格
指定した期間内に徐々に最高価格→最終価格へ自動的に値下げされていきます。
なお、この形式で使用されるのは「ETH」です。
④More options(オプション)
「Sell to highest bidder」を選択した場合のみ操作できます。
「Include reserve price」とありますね。
これは「最低金額」の意味で、希望の最低落札価格決められます。
この価格が上回る入札者が現れなければ、未成立となり、オークションは終了します。
(試しに操作してみましたが、1ETH以上を指定する必要があるようでした)
⑤Complete listing(設定完了)
初めてなので短めで3日間に設定しました。
あとは「Fees」(手数料)の確認です。
Creator Fee:売買が成立時にクリエイター(CNP側)に支払われる手数料
問題なければ「Complete listing」をクリックして、確認画面に進みましょう。
STEP.3:MetaMaskで署名
NFTを出品する前に確認すべき3つの事項が表示されました。
それぞれをメタマスクで確認・承認していきます。
①Initialize your wallet(ウォレットを初期化)
確認1つ目。
To get set up for selling on OpenSea for the first time,you must initialize your wallet, which requires a one-time gas fee.
要約すると「OpenSeaで初めて出品するため、接続したウォレット(メタマスク)を初期化し、ガス代(手数料)を支払います」といった具合。
初期化といっても、メタマスクのデータがリセットされるわけではありません。
メタマスクの登録料のようなものを支払います。
右側のメタマスクポップアップにて、見積りなどの詳細をチェック。
「確認」を押して、次に進みます。
※ボクはすでに出品経験があるため、①はスキップされました。
②Approve this item for sale(作品の販売承認)
確認2つ目。
①と同じ画面ですが、こちらで最終確認・承認を行います。
トランザクション手数料は1.43ドル(0.000736ETH)。
見積りは30秒毎に更新され、曜日や時間帯によっても変動します。
問題なければ「確認」で最後のステップに移りましょう。
③署名
左側の③には「Confirm 0.03WETH listing」と表示されています。
「0.03WETHでオークション出品を確認」ですね。
同時に「署名の要求」が出てきます。
が、この時はまだ「署名」のボタンが有効化されていません。
↓のように矢印マークをクリックすると、内容の確認が終わったと見なされ、ボタンが青色に切り替わります。
「署名」を押したら、出品完了です。
お疲れさまでした!
これで無事にオークションに出品できました。
STEP.4:出品状態を確認
上部画像の「View item」をクリックしてみましょう。
きちんと0.03WETHが表示。
オークション時間のカウントダウンも始まりました。
リストにも掲載されています。
なお、終了時間まで10分間を切った後に入札が行われた場合、オークション時間は10分延長されます。
タイムアップまで続くため、人気オークションの場合は終了時間が伸びる傾向があるようです。
取消したい場合は右上の「Cancel listing」、価格を下げたいのであれば「Lower price」より調整可能です。
(ただし、出品をキャンセルする場合は別途ガス代(手数料)が掛かります)
あとは入札者が現れるのを待ちましょう。
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2. OpenSeaのオークションの落札条件
オークションに出品中のNFTに応札があると、OpenSeaより「Someone made an offer on your item!」の通知がメールで届きます。
こんな具合で価格が何処まで上がっているか、その都度確認できます。
条件①:1WETH以上であれば自動落札
制限時間が経過し、最高価格が1WETHに到達すると、自動的に落札が決定。
該当のNFTのオーナーがあなたから落札者に移ります。
条件②:1WETH未満なら「Accept」が必要(落札させたくない場合)
一方、金額が1WETHに届かなかった場合は「Accept」(承認)が必要です。
この操作が行われなければ、落札は成立しません。
入札状況はNFT画面の下側「Offers」にて確認可能。
もし希望金額に達しなかったり、気持ちに変化があった場合などは、「Accept」を押さずにスルーすることもできます。
ボクはオークションの出品中に、このデザインに愛着が持ち始めました。
またCNPの価値が上昇傾向の中、市場価格を下回っていたこともあり、承認しませんでした。
こんな具合で、1WETHに満たない場合は保有者が売却するか否かを決められるのが、OpenSeaのオークションの仕様。
初めて落札した方は、すぐに自分の物にならず「おかしいなぁ」「どうして?」と一度は必ず疑問を抱く、不思議なルールですね。
留意しておきましょう。
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する手順のおさらいです。
- 出品したいNFTを選択
- オークションの詳細を設定
- MetaMaskで署名
- 出品状態を確認
- 落札を成立させたい場合は「Accept」
操作は全く難しくありません。
2回目以降は手順や画像なしでも出品できるでしょう。
出品する側でなく、入札する側に回るのも面白いかと思いますよ。