語学を学びたいけど、オンラインレッスンって効果があるのだろうか。
実際のスクールに通うのと、オンラインとではどう違うの。
インターネットを通じて申し込む前に、オンラインレッスンの良い点・悪い点をそれぞれ知っておくことで、より正しい選択ができると思います。
と同時に、本当にオンラインが向いているのか、分かっておきたいところ。
自分に合った勉強方法が見つかれば、理想の姿にグッと近づくことができるでしょう。
このページでは語学に係るオンラインレッスンのメリットとデメリットをメモっていきます。
・オンラインレッスンの良い点と悪い点を知ることができる
・自分に合った学習方法が分かる
・時間とコストを対比して検討できる
1. 中国語オンラインレッスンのメリット
語学をオンラインで学ぶことの良い点は以下の通り。
②自分の好きな時間に学べる
③現地のネイティブ講師からマンツーマン指導
④挫折しにくい
⑤レッスン料が通学レッスンより安い
これを見る限り、オンラインレッスン一択な気がしてきますね。
具体的にどんなメリットがあるのか、1つ1つ見ていきましょう。
①通学が不要
実際の語学スクールが家の近くにあるならいざ知らず、ほとんどが「駅前留学」までの移動が伴います。
これはとても面倒くさいですね。
一方、オンラインレッスンならインターネット環境があれば基本OK。
通学が不要ということで、
- 場所を選ばない
- 無駄な時間が無くなる
- 他の生徒と接触しないため、病気などの感染防止
などの利点が見えてきます。
自宅やホテル、コワーキングスペースなどネットが繋がる場所なら、どこでも授業を受けられますね。
移動・待ち状況が発生せず、時間を有効に活用できるでしょう。
今の時期なら、新型コロナウイルスの感染リスクもありません。
②自分の好きな時間に学べる
多くのオンラインスクールでは自分でレッスンの時間を選択できます。
それも5~10分刻みでの細かい調整が可能で、隙間時間での学習にも最適です。
- 予約が入れやすい
- 深夜でも早朝でもレッスンを受けられる
- レッスンの頻度・ペースをコントロールできる
一般的には生徒と語学講師をマッチングさせて授業を行います。
講師の登録人数が多ければ、それだけ予約がしやすくなる仕組みですね。
講師を多く抱えているスクールであれば、24時間&当日予約でも対応してくれるでしょう。
何よりも自分のペースでレッスンを受講できるのが嬉しいところ。
物理的な施設がある学校は、営業時間や1日のコマ毎にスケジュールが決められているリアル学校では、融通が利きません。
これがオンラインとオフラインで大きく異なる部分です。
③現地のネイティブ講師から指導
①で述べた「インターネット環境があれば基本OK」。
これは講師にも当てはまります。
必ずしも日本で生活している必要はありませんよね。
そして、例えば中国語一つとっても、普通語(北京語)、広東語、台湾語と地域によって言葉が全く違います。
ですが、ネイティブの人材を中国全土から満遍なく確保しているスクールであれば、自分が学びたい地域の講師を選択することができます。
レッスンにおいての地理的な弊害が起こりません。
またもちろん、1対1のマンツーマン指導。
講師を独り占めできるのが魅力の1つです。
④挫折しにくい
本当に続けることができるのだろうか。
これが一番心配していることかもしれません。
では、逆に継続できない理由は何でしょうか。
根本的な原因は困ったときに助けてくれる人がいないからだと思います。
その点、ほとんどのオンラインスクールでは、メッセンジャーアプリなどを通じて何時でも気軽に相談できる体制が整っています。
「授業が終わったら、はい、さようなら」ではありません。
これってかなり大事なことですよね。
各々に合わせたカリキュラム&フォローによって生徒が挫折しない。
結果、諦めず学び続けたことで、外国語が話せるようになる。
辛くなったら、すぐにオンラインスクールに助けを求めましょう。
献身的に、皆さんの夢を叶えるサポートをしてくれるはずです。
⑤レッスン料が安い
スクールによっては格安とも言えます。
通常の語学学校だと、月8回(週2回)で2~3万円/月が相場かと思います。
1回に数千円もかかるのですが、結構な額ですよね。
でもオンラインスあれば、1レッスン当たり数百円から。
家賃や固定費がほぼ必要ないオンラインの学校だからこそ、低コスト・低価格の授業が提供できるのです。
時間は20~30分と短い場合が多いですが、マンツーマンなので効率は高いはず。
また毎日受講したとしても、レッスン費用は上記より低く抑えることができるでしょう。
とは言え、いきなり金額だけを見て判断するのも良くありません。
まずは各オンラインスクールの無料体験を通じて、価値があるのかどうか、自分の目で確かめてみることをオススメします。
お金は大切に、有効に自己投資しないとですよ。
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2. オンラインレッスンのデメリット
オンラインレッスンは良いことばかりではありません。
②周りにライバルがいない
③目・口・耳のみのコミュニケーション
④読み書きの学習には向かない
⑤時間の経過が早い(個人差あり)
この辺りがデメリットですね。
悪い点を理解してもらうことが本記事の目的でもあります。
①オンラインレッスンの環境整備が必要
インターネットが当たり前の時代と言いますが、まだまだ未整備の方も多いはず。
まずは自宅で十分に準備をしなければいけません。
最低限で整えたいのは以下になります。
- 快適なネット回線
- ノートパソコンやタブレットの購入
- スカイプやZoomといったツールの準備
デスクトップ型パソコンを利用するならカメラも必要ですね。
上記の1つでも欠けているのであれば、手間だと感じるでしょう。
また使ったことがない音声通話・会議ツールに慣れるのにも一苦労するかもです。
ちなみにスマートフォンは非推奨。
画面が小さく、通信状況によっては音が聞き取りづらいので。
②周りにライバルがいない
ある種、孤独との闘いとも言えなくもありません。
周囲の生徒と張り合いながら勉強したい方は、不向きかなとも思います。
- 自分と同レベルの生徒と出会う機会はない
- 新しい仲間ができない
基本的には講師と1対1で授業を進めていくことになります。
が、オンラインレッスンでは会話に重きを置くため、テストなどは少なめ。
能力を数値化したり、他の生徒の状況を知ることはほぼないですね。
そのため、良きライバルを見つけるのは難しいと思います。
逆に言うと、一人で黙々と独学に励みたいなら、オンラインレッスンが有効でしょう。
③口・耳・目のみのコミュニケーション
上記の通り、オンラインレッスンは画面上で会話を中心に授業が進みます。
- ジェスチャーを使った表現ができない
- 板書もなく、文字を目で追うことが難しい
- チャットもあるが、微妙な間ができてしまう
相手に伝える術は声と表情のみ(画質によっては表情も読み取りにくい)。
身振り手振りでコミュニケーションの補足をするのは困難です。
聞き取れない、話し方が分からない時は苦い思いをするかもしれません。
チャットを導入するのもアリですが、対面式とは違った不便さを抱いてしまうと思います。
④読み書きの学習には向かない
③のようにスピーキングとヒアリングがメインになります。
ノートとペンで読み書きに触れたり、資格取得を目指している方は、限定的な効果となってしまうでしょう。
- 文法や構文を習得するのは難しい
- HSK、試験対策はヒアリングのみ
もちろん、会話を通じて正しい語順を身につけること可能です。
しかしながら、文章を読み、字を書いて中国語を伸ばすには、オンラインレッスンは不向きだと思います。
文法・単語の使い方、テスト対策はテキストを買い込んで、独学・自習するのが一番です。
⑤時間の経過が早い(個人差あり)
ボクが実際に中国語のオンラインレッスンを受けた時の感想です。
ネット通信の問題か、パソコンのスペックが低いからか、動画がカクカクすることがありました。
お互いの声も途切れ途切れで、授業がスムーズに進みません。
結局、適宜状態の確認を挟みながらしながら終了を迎えたわけですが、1コマ30分のレッスンが20分ほどに感じました。
- 準備に時間がかかる
- タイムラグを感じるため
- 音声のキャッチボールが若干遅い
楽しい会話であっという間に時間がたった、というのならポジティブなことでしょう。
ですが、上記に起因する場合は、消化不良となってしまうかもしれません。
そうならないためにも、快適なインターネット環境は必須です。
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時間を有効活用しながら、リスニング能力が高められます。
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3. 自分に合ったオンラインレッスンのやり方
最後はオンラインレッスンを始めるにあたっての心構え。
- 何を学びたいか
- どう成長したいか
- どうやったら理想像に近づけるか
この辺りを自分なりに整理しておきましょう。
①学習したい内容を明確にする
くどいようですが、オンラインレッスンでは会話を学びます。
- 発音
- 自己紹介
- 日常会話
- ビジネス
今の自分のレベルと将来の目標を照らし合わせつつ、何から始めるか決めましょう。
ここがスタート地点です。
と言っても、どうすれば良いのか分からないですよね。
であれば、プロの講師やコーチに聞いてみるのが早いと思います。
いくつかのオンラインスクールでは無料でカウンセリングや語学力チェックをしてくれます。
まずは試しに受けてみたらどうでしょうか。
客観的なアドバイスがもらえるので、目標設定に役立ちます。
②講師と相談して目的に沿った教材を選ぶ
目標の次は実際の進め方。
どのように勉強するか、テキストとして何を使うか、ですね。
これもスクールのカウンセラーや講師と相談して決めます。
- 学校指定の教材
- 講師が独自で準備
- 市販の参考書
大体は上記でしょうか。
上記以外だと動画、アプリ、サイトなどもOK。
会話を上達させるものを選びましょう。
もちろん、テキスト無しで進めるのも全然アリですよ。
③定期的に受講できる時間を決める
語学を効率よく身につけるには、勉強の習慣化が必須です。
「気が向いた時だけ」不定期で受講するのはNG。
毎日もしくは毎週決まった時間でレッスンを受けた方が良いかと思います。
ポイントとしては、
- 自分が一番勉強しやすい/続けやすいスケジュールを組む
- 格安レッスンなら、毎日or2~3日に1回受講可能
- スクールによっては定期コースあり
- ガッツリ負担をかけてはいけない
最後がミソです。
いきなりハードルを上げてしまうと、挫折しやすくなります。
まずは週に2~3回程度、定期的にレッスンを予約しましょう。
例①:週2回、1コマ60分
毎週月:19:00~20:00
毎週木:19:00~20:00
例②:週3回、1コマ30分
毎週火:12:30~13:00
毎週木:12:30~13:00
毎週土:10:00~10:30
1レッスン30分ほどであれば、サラリーマンや学生でも隙間時間に学ぶことができます。
とにもかくにも、最も大切なのは継続すること。
自分の生活リズムに合い、かつ習慣化できるスケジュールを組んでいければと思います。
どんな物事にもメリット・デメリットが存在します。
でも片方の情報だけを見て判断するのは好ましくありませんよね。
オンラインで語学を勉強するのが自分にとって有益なのかどうか。
本記事がその手助けになれば、幸いでございます。