2019年に世界遺産に登録されたミャンマーの「Bagan」(バガン)は、大きく3つのエリアに分けられています。
バガンを訪れた際、最初に足を踏み入れるのが「Nyaung-U」(ニャウンウー)。
それは玄関口となる空港名「Bagan Nyaung-U Airport」(バガン・ニャウンウー空港)からも分かるでしょう。
このページではバガンのニャウンウー地区にある主要な観光スポットなどをメモっていきます。
・ニャウンウーの特徴が分かる
・ニャウンウーの観光スポットの場所や概要が分かる
・各スポットの所要時間が分かる
バガン遺跡・ニャウンウーの観光スポット
ニャウンウーの特徴
「ニャウンウー」はバガンの東側にあるエリア。
空港からタクシーで5分ほど走らせると中心地に到着しますが、主要道路沿いにはホテル、レストラン、銀行、スーパーなどが軒を連ね、バガンの繁華街とも呼べる雰囲気を出しています。
・空港に近い
・リーズナブルなホテルが多い
・朝日が見れるスポットがある
バガンで活動の拠点にするなら「ニャウンウー」がベスト。
空港からのアクセスの良さに加え、安くてホスピタリティに富んだホテルがたくさんあります。
また朝日を拝める絶景スポットにも近く、「朝活」の負担もありません。
ほぼ全てのホテルは朝食付きなので、気持ちの良い一日を迎えられるでしょう。
ニャウンウーの観光スポット①:シュエズィーゴン・パゴダ
では早速、「ニャウンウー」でのスタンプラリーを始めていきます。
まず最初はバガンを代表する宗教建築物の「Shwezigon Pagoda」(シュエズィーゴン・パゴダ)。
ビルマ語で、
Shwe=金
Zigon=砂の河岸
と言う意味で、外見が金で覆われた美しい仏教施設です。
(ちなみに「Pagoda」とは仏塔を意味する英語)
ロケーションはバガンの北側を流れる「Aye Yarwaddy River」(エーヤワディー川)付近。
「ニャウンウー」にあるホテルからE-バイクで5~10分程度で到着できます。
(バガンの移動はE-バイクがオススメ。1日10,000チャット(760円)でレンタル可能)
コメントにはご丁寧に、
「きらびやかな仏塔のある有名な寺院」
ともありますね。
(専門学的に言うと、パゴダ=仏塔と寺院は全く区別されるようですが……)
「シュエズィーゴン・パゴダ」は午前中から地元の人々がお祈りを捧げる神聖なところ。
露出度の高い服装は控えましょう。
敷地内は30分もあれば見て回れる広さ。
ゆっくり歩きながら研究するなら、1時間を確保しておけば十分かと思います。
最初に訪れたいスポットの1つと言えます。
オススメ度:★★★★★
ニャウンウーの観光スポット②:ブレディ・パゴダ
次はちょっと地味ですが、これぞ「ザ・パゴダ」と思わせる「Bulethi Pagoda」(ブレディ・パゴダ)。
「バガンに来た感」を味わえる建築物です。
2019年に広大な平原に建てられた数千もの仏塔が、バガン遺跡として世界遺産に登録されました。
それを象徴するのが「ブレディ・パゴダ」なのです。
場所は「ニャウンウー」の西側。
「シュエズィーゴン・パゴダ」からなら15分くらい。
バガンの東西を繋ぐメイン通り「Anawrahta Road」から脇に入り、未舗装の小道をEバイクで走らせると見えてきます。
かつては上に登ることが可能でしたが、安全と保護のため、今は階段は封鎖されています。
周辺はだだっ広い草原で、大小様々なパゴダ以外、何もありません。
ますでドラクエに登場するダンジョンのよう。
モンスターが出現しそうな雰囲気を醸し出しています。
そんな感じなので、観光客とバッティングすること殆どありません。
自由気ままに写真撮影を行うことができます。
記録に残すだけなら10分で事足りるでしょう。
30分も居たら、次の場所へ移動したくなると思います。
オススメ度:★★★★☆
ニャウンウーの観光スポット③:バガンビューイングタワー
手堅く、確実に朝日を見るなら、「Bagan Nan Myint Viewing Tower」(バガン・ナンミン・ビューイングタワー)。
バガンで最も高い人工的な建物で、高さ66mにある展望台からはバガン一帯を見渡せます。
入場料として10ドルが必要。
乾季には必ず朝日と気球ツアーを写真に収めることができるでしょう。
タワー内にあるレストランや会議室、お土産屋、アートギャラリーがあって、バガンの歴史を触れる機会に。
過ごし方次第ですが、半日くらいは楽しめるかもしれません。
なお、朝日については↓から。
こちらの活動時間は2時間ほどです。
オススメ度:★★★★★
ニャウンウーの観光スポット④:スラマニ寺院
「ニャウンウー」の南西部に位置する「Sulamani Pahto」(スラマニ寺院)は、900年以上の歴史がある仏教寺院。
観光客が最も集まるスポットということで、期待を胸に向かったのですが……ボクが訪れたときはテッペンが修復中でした。
グリーンのシートに覆われ、何とも微妙な一枚に。
実際の姿は↓な感じで、とても堂々とした佇まいをしています。
「スラマニ寺院」は「ブレディ・パゴダ」から更に南下したところにあります。
道中はオフロードであるため、E-バイクの運転にはくれぐれも注意しましょう。
地理的にもはや「ニャウンウー」とは言えないかもですが、
シュエズィーゴン・パゴダ
↓
ブレディ・パゴダ
↓
スラマニ寺院
のコースだと効率的かと思います。
「スラマニ寺院」は中に入ってグルっと一周することができます。
それぞれ四方向にデザインが異なる仏像があり、静寂な空気感に何とも言えない緊張感が加わっています。
こちらの滞在時間は30分ほどでした。
天天と日が差す中、飲料水は必須。
熱中症には気を付けましょう。
オススメ度:★★★☆☆
ニャウンウーの観光スポット⑤:ティーローミィンロー
こちらもギリギリ「ニャウンウー」に所属する「Htilominlo Pahto」(ティーローミィンロー)。
赤レンガを使用して建てられた高さ46mの寺院です。
「Pahto」とは恐らく現地語で「Temple」を指す言葉。
「スラマニ寺院」を含め、ホテルで入手した地図には、寺院に該当する箇所は全て「Pahto」と表記されていました。
ボクは夕日を見た後に立ち寄ったので……外観は不気味でした。
「シュエズィーゴン・パゴダ」からは10~15分、「ブレディ・パゴダ」からは5分の場所にあります。
「ニャウンウー」の西側・最終地点が「ティーローミィンロー」なのです。
こちらも中には4つの仏像がそれぞれの方向を向いています。
というか、このようなスタイルが一般的なのかもしれません。
「ティーローミィンロー」の仏像はどれも黄金に輝いていました。
時間帯の問題かもですが、薄暗い中、気持ち微笑している表情にドキドキしたのを覚えています。
所要時間は30分が目安
ぜひ日が出ているうちに観光しましょう。
オススメ度:★★★★☆
紹介したスポットもさることながら、「ニャウンウー」のホテル選びにもこだわってほしいモノ。
拠点選びって物凄く重要だったりします。
ボクが宿泊したのは「Sky View Hotel」(スカイビューホテル)。
屋上のオープンスペースで朝食を摂りながら、気球ツアーを見ることができるのが、魅力的でした。
スタッフも最高のおもてなしとサービスを提供してくれて、大満足×10。
(朝日の隠れスポットを教えてもらったり、お土産もくれたり)
超快適なバガンライフを過ごすことができました。
「ニャウンウー」ではプール付き、バスタブ有、バー設営など自分好みのホテルが、探せば見つかると思いますよ。