「MetaMaskのウォレットをもう1つ作成して、NFTを安全に保管したい」
「複数のウォレットの作成する方法を知りたい」
「ハッキング対策を強化したい」
そんな方へ向けて。
1つのMetaMask(メタマスク)に暗号資産(仮想通貨)やNFTを保管しておくと、ハッキングに遭った場合に全財産を失ってしまいます。
一方、メタマスクのウォレットを複数作っておけば、リスクの分散化に繋がり、被害を最小限に抑えることができます。
今まで収集してきたNFTコレクションを盗まれないためにも、いま使用しているメタマスクとは別のウォレットを作成していきましょう。
このページではメタマスクのウォレットを複数作成する方法を、画像付きでメモっていきます。
・MetaMaskを複数作成する方法が分かる
・ウォレット内の資産を分散して管理できる
・MetaMask内のNFTや仮想通貨をハッキングから守れる
1. MetaMaskを複数持つことのメリット
メタマスクのウォレットは、銀行でいう口座のようなもの。
1つの口座に全てのお金を入れておくと、キャッシュカードを紛失したり、盗まれたりした際に、資産を一気に失ってしまう恐れがあります。
ウォレットを複数持つということは、メインバンクとサブバンクの口座を開くのと同じ。
目的別に使い分けができれば、リスク管理にも繋がります。
例えば、
- ウォレット①:メイン(NFT購入用)
→ 通常の取引時に資金を動かしたり、サイトに接続したりするためのウォレット。 - ウォレット②:サブ(NFT保管用)
→ 大切なNFTなどを保管しておき、基本的には他のサイトとは接続しない。
といった具合です。
万が一、ウォレット①がハッキングに遭っても、ウォレット②内の資産は守られます。
このような感じで、仮想通貨やNFTが増えてきたら、複数のウォレット(NFTの購入用と保管用)を準備しておきましょう。
ちなみに1つのウォレットに2つのアカウントを作成する方法もあります。
ですが、これは同じメタマスク内にアカウントが分かれただけで、根本的な対策にはなりません。
メタマスクがハッキングされると、ウォレット内の他のアカウントの資金も抜かれる可能性があるためです。
以下では、全く新しいメタマスクのウォレットを作成する手順を解説していきます。
2. MetaMaskのウォレットを複数作成する方法
結論から言うと、いま使っているGoogle Chromeで新しくユーザーアカウント(=プロファイル)を作成して、その拡張機能にメタマスクを追加することで、複数のウォレットを手に入ります。
よって流れとしては、
- Google Chromeでプロファイルを追加
- 新しいプロファイルにMetaMaskをインストール
- MetaMaskでウォレットを作成
となります。
STEP.1:Google Chromeでプロファイルを追加
まずはGoogle Chromeを立ち上げましょう。
①プロファイルの作成
そして右上のユーザーアイコンをクリック。
メニューが表示されたら「他のプロフィール」の一番下に「+追加」を押してください。
すると、「新しい Chrome プロファイルの設定」といったポップアップが出てきます。
下の「アカウントなしで続行」を選びましょう。
②プロファイルのカスタマイズ
ユーザー名やテーマカラーの選択です。
今まで使用していたものと区別するため、色を変えておくと便利かもしれません。
ユーザー名や色は後からでも変更・修正できます。
この2つが決まったら、「デスクトップショートカットを作成」にチェックを入れたままでOKなので、「完了」を押しましょう。
お疲れさまでした。
新しいプロファイルが準備できました。
以降はデスクトップ上に生成されたアイコンより、新しいプロファイルでGoogle Chromeを開くことができます。
STEP.2:新しいプロファイルにMetaMaskをインストール
今回作成した新しいプロファイルには、まだメタマスクが入っていません。
なので、Google Chromeの拡張機能からメタマスクを追加しましょう。
①chromeウェブストアより追加
新しいプロファイルでGoogle Chromeを開いたら、chromeウェブストアの「MetaMask」ページへ進みましょう。
■MetaMask
https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja
画面右上の「Chromeに追加」より、拡張機能への追加が行えます。
②「metamask.io」より追加
もしくはChromeの検索バーに「metamask.io」(https://metamask.io/)を入力。
こちらは英語のサイトとなりますが、「Download」のボタンを押してみましょう。
すると、以下のページに飛びます。
続いて「Install MetaMask for Chrome」をポチると、①と同じchromeウェブストアに遷移するので、そちらから拡張機能にメタマスクをインストールできます。
STEP.3:MetaMaskでウォレットを作成
Google Chromeにメタマスクが追加できたら、あとは既存のウォレット作成時と同様の手順で進めればOK。
詳しい作成方法は、以下の記事にておさらいしてもらえればと思います。
5分ほどで2つ目のウォレットが完成しました。
お疲れさまでした。
MetaMaskの複数のウォレットを準備することができました。
複数のウォレットを手に入れるのに必要なのが、新しいプロファイルです。
メタマスクのインストールや設定は慣れれば難しくないでしょう。
プロファイル毎にウォレットを作成することで、ハッキング対策に繋がり、より安全に資産を管理できるようになります。
3. プロファイル毎にGoogle Chromeを開く方法
最後はプロファイル毎にGoogle Chromeを開く方法(各プロファイルを切り替える方法)を説明していきます。
方法①:タスクバーのGoogle Chromeアイコンをクリック
ほとんどの方はコチラの方法が簡単かもしれません。
タスクバーにあるChromeのアイコンクリックしましょう。
トップ画面に今まで生成されたプロファイルが表示されます。
開きたいプロファイルを選べばOKです。
方法②:右上の「ユーザーアイコン」をクリック
1つ目のプロフィール/アカウントでChromeが開きました。
次は右上の「ユーザーアイコン」をクリックし、「他のプロフィール」から任意のアカウントを選択しましょう。
すると、新たなウィンドウで別のプロフィールのChromeが立ち上がります。
お疲れさまでした!
プロファイル毎にGoogle Chromeが開けました。
メタマスクのウォレットを複数作成する方法のおさらいです。
- Google Chromeでプロファイルを追加
- 新しいプロファイルにMetaMaskをインストール
- MetaMaskでウォレットを作成
あとは保管用のウォレットに暗号資産(仮想通貨)やNFTを送ればOK。
資産の分散化しておけば、ハッキング被害を最小限に食い止めることができます。
ちなみにボクは最初に使っていたウォレットを保管用とし、新たに作成したモノを購入用として使用することにしました。
兎にも角にも、NFTや仮想通貨の取り扱いに慣れてきたら(資産が増えてきたら)、早めに最低2つのウォレットを持っておくことをオススメします。