中国国内のイトーヨーカドー
皆さんもご存知の通り、セブン&アイ・ホールディングスの傘下にある総合スーパー「イトーヨーカドー」。
中国には1997年から進出していて、日本ブランドの強みである高品質・安全性を武器に、北京と成都で店舗を広げてきました。
特に成都では地域に根付いた戦略で成功を収め、現在も7店舗が展開しています。
一方、ここ数年、北京では大型ショッピングモールとの競合激化&時代の流れで、厳しい状況に・・・。
ピーク時には9店舗あったものの、そのうち8店舗が既に撤退・閉店しています。
そんな北京で、唯一営業しているイトーヨーカド・亜運村店へ行ってみました。
レトロ感が漂う風貌
幹線道路沿いに佇むイトーヨーカドー。
後ろには高層マンションがそびえ立っています。
周りは住宅地が密集していて、人と車の流れが結構激しいです。
飾らない質素な外観にはセブン&アイのロゴではなく、懐かしのハトのマーク。
そして中国語で「伊藤洋华堂」の文字。
どこか懐かしさが蘇ってきました。
フロア案内
1階は洋菓子店やベーカリー、スターバックスが入り口付近に店を構え、奥側には化粧品・コスメ・貴金属などのテナントが入っています。
ブラブラしているとシュークリーム、どら焼き、あんみつ、ワッフル、抹茶パフェといった甘い香りが漂ってきます。
至る所に用意された休憩スペースとスイーツで、疲れた身体を癒してくれるでしょう。
クリスマスが近いこともあり、日本人のパティシエが監修している「BOOTH’S CAKE」でケーキを予約注文。
見た目は真っ赤ですが、甘すぎないストロベリーの風味がワインにピッタリ。
その日のうちに、ペロッと平らげたのは言うまでもありません。
2階はレディースファッションとアクセサリーが中心で、マダム御用達の様子。
また環状線上に跨る歩道橋から、直接2階へ入店できる設計になっています。
3階はベビー用品と子供用向けのおもちゃ売り場が密集。
4階はスポーツ&家庭用品に加え、日本製の食器や調理道具が販売されています。
(なお、いつもは2~4階をスルーして、5階へ直行します・・・)
最上階は日本でお馴染みのサイゼリヤやcoco壱番屋が出店しています。
日本食は人気が高く、お昼時はとても繁盛していました。
(撮影時は午後の閑散期でしたが…)
エレベータに乗って、地下1階の食品スーパーへ。
こちらは日本とほぼ変わらない光景を目にすることができます。
生鮮食品、肉・魚介類、お惣菜に加え、日本の調味料や食材が購入可能。
結構頻繁に、日本人のマネージャー(!?)が熱心に教育している姿も。
おもてなしサービス、とても大事です。
またスーパーの一角ではクッキング教室が行われていました。
主に週末に開催されていて、参加費はとてもリーズナブルですよ。
(例)サンドイッチ=15元/人、手作り餃子=18元/人
最後に…
いかがでしたか?
ウォールマートやカルフールも好きですが、やはりイトーヨーカドーに行くと落ち着きます。
ネット販売や宅配にも力を入れているとのことで、これからも安全・安心・信頼で、お客様第一主義のサービスを北京で広め続けてほしいですね。
地下鉄:5号線「惠新西街西口」駅・B出口から徒歩3分
バ ス:18路、379路、407路、408路、490路「惠新东桥西」バス停の目の前