結論から言うと、中国語に必要なのは、
読む、書く、聞く、話す
これはどの言語にも共通して当てはまるものです。
そんなことは十分承知の上で、この記事を訪れている方、ごめんなさい。
でも、具体的にどのような方法でスキルを身につけられるか、知りたいとは思いませんか?
ボクは、
・基礎知識ゼロ
・中国人の友人も無し
・中国語に触れたことがない
という状態からHSK6級(漢語水平考試)を突破しました。
別にHSKが中国語を学ぶ目的では無いですが、一つの大きな目標(ゴール)を設定して、毎日コツコツと勉強を続けていた結果だとは言えます。
そして、ゴールの手前には小さな目標があって、それらの小目標は4つのスキル毎に設定していました。
語学力を因数分解して各パーツを底上げしていく。
そのための手法を知ることはとても大切だと思います。
以下に実際の体験談も交えながら、代表的な学習方法をメモっていきます。
中国語に必要な4つのスキルと学習方法
中国語に必要なスキル①:読む=リーディング
恐らく、最初に行うインプット。
目を動かしながら吸収していきます。
中国語の簡体字は日本人にとって馴染みやすく、ストレスは余りありません。
身近なところから手っ取り早くマスターできると思います。
教材テキスト
何から始めれば良いか分からない。
そんな時はとりあえずグーグル&アマゾンで検索して、もしくは書店に走って教科書を購入しましょう。
「ゼロから始める中国語」
なんて本は山のように存在しています。
初心者向けのテキストは簡単な単語を習得→実践の流れなので、ベースを作るにはピッタリです。
まぁ、当たり前の方法ですが……。
端末の表示言語
ボクが勉強したての頃、スマホの言語設定を思い切って中国語に変えてみました。
中国語のメニュー・表示名は感覚的に理解でき、意外と不便さは感じません。
もしもの時のために、中国語→日本語に設定を戻す方法だけ控えておきましょう。
日常生活で一番イジる機会が多いスマホから、その一歩は始まります。
街中の案内板
デパートや駅の案内板を見上げてみてください。
日本語、英語に加え、中国語が添えられているのは一般化しています。
お金をかけることなく日本語⇔中国語の対比を学べる、絶好の環境ではありませんか?
日本書籍の翻訳版
中・上級者向け。
村上春樹、東野圭吾といった著名人の作品は中国語版でも入手可能です。
原作を読んだことがあれば、単語の意味も理解しやすくなるでしょう。
文学に触れたい方にもオススメですよ。
中国語サイト
いきなり訪問はハードルが高い。
ある程度の知識と経験が必要です。
また悪質な中国語のサイトも珍しくありません。
もし参考にするなら、大手企業のウェブページやニュースサイトにしましょう。
リーディング能力を高める方法は、結構周りに溢れています。
意識を持ちながら生活していけば、自然と身に付くと思いますよ
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スマホで学習するならKindle Unlimiedがオススメ。
重い書籍を持ち運ぶ必要がなく、いつでも勉強に励めます。
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中国語に必要なスキル②:書く=ライティング
目で覚えたら次に手を動かす。
インプット→アウトプットへ変換することで最も重要です。
この作業なくしてレベルアップしませんよ。
教材テキスト
言わずもがな、リーディング同様にライティングの必須アイテムですね。
簡体字の構成ルールが分かれば、より早く単語を出力できるようになります。
毎日少しでも良いのでノートに書き綴っていく練習をしましょう。
スマホで文字入力
時代の流れでペンを使うことが殆どなくなりました。
今はスマホで全て完結させている方も多いはず。
ならば、文字入力に簡体字を追加してください。
メモ機能を活用すれば、単語の拼音(ピンイン)も同時に暗記できますよ。
字幕リライト
中国のドラマや映画には必ず字幕が付けられています(+英語の訳が添えられている場合も)。
気に入ったフレーズ・使ってみたいセリフをどんどんメモっていきましょう。
初心者でも簡単にできる良い方法です。
ボクは「使いたいセリフノート」を作りました。
中国語に必要なスキル③:聞く=リスニング
短期間で聴覚を慣れさせるのは簡単なことではありません。
生まれつき才能がある方は別として、少なくとも半年くらいはかかると思います。
中国語の「音」を耳に馴染ませるには、やはり毎日コツコツ継続することが最短・最速です。
動画
- YouTube
- 哔哩哔哩(ビリビリ、bilibili)
- 优酷(ヨーク、YOUKU)
- 爱奇艺(アイチーイー、iQIYI)
bilibili以下は中国のプラットフォームですね。
まずは動画サイトで、とにかく聞きまくりましょう。
ボクはコメディードラマ、旅行バラエティ、スポーツハイライトなど好きなジャンルからスタート。
CM広告を楽しむ見方も覚えました。
音楽
日本の曲のカバー曲から聞き始めると良いかもしれませんね。
- 長渕剛「乾杯」
- スピッツ「空も飛べるはず」
- Kiroro「未来へ」
- つじあやの「風になる」
などの中国語版が多数あります。
もちろん好きな歌手のオリジナル曲を聞き流すのもアリですよ。
日本では「May Day」(メイデイ、五月天)が有名でしょうか。
中国でも大人気のロックグループです。
日常会話
やっぱり中国人と話すのがベストですね。
観光客や留学生と出会う機会があれば、そこから友達の輪を広げてみたらどうでしょう。
リスニング学習では標準の中国語=普通語(いわゆる北京語)をマスターしてください。
正しいイントネーションを耳に入れてこそ、スピーキング能力に繋がります。
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移動中などの「ながら学習」ならAudibleが最適。
時間を有効活用しながら、リスニング能力が高められます。
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中国語に必要なスキル④:話す=スピーキング
単語の発音は日本人が苦手としているところ。
口の動かし方を習得には時間がかかります。
こちらもコツコツ、ですね。
音読
まだ中国人の友人がいない、そこの貴方。
ボクも最初はいませんでした。
そんな時は、とりあえず家でテキストを読みながら、大きな声を出しましょう。
発音・ピンインの正確性は後回し。
「自分が中国語を話している姿」を想像し、実際に発してみることが大切ですね。
オンラインレッスン
好きな時に格安で中国語を学べるサービスは沢山あります。
ネイティブの先生にマンツーマン指導してもらえれば、上達スピードは速くなるはず。
自分への投資だと思って、まずは無料お試しコースにトライしてみましょう。
日常会話
もし中国語を話せる友人がいれば、その方と会話しましょう。
これ以上、説明することはありません……。
中華街
日本語が話せる中国人の店員さんに声を掛けましょう、中国語で。
挨拶程度でも問題なし。
ここほど「中国を体験できる」場所は無いですよね。
実践にはもってこいです。
自ら積極的に話しかける。
これほど勇気がいること、そして上達する方法はないでしょう。
自信をもってコミュニケーションに挑んでくださいね。
ボクの学習手順は
②ライティング
③スピーキング
です。
最初の1年間は①と②に大半の時間を割いて、身体に中国語を染み込ませることに注力しました。
まぁ、文字しろ言葉にしろ相手の言いたいことが理解できなければ、こちらも反応できませんし。
(HSKの項目にはスピーキングが含まれなかったのも大きいかもしれません)
個人によって語学の勉強方法は千差万別ですが、上記を参考にして自分に適したやり方で始めてくださいませ。