から揚げ、ハンバーグ、しゃけ塩焼き。カルビ焼肉にロースとんかつ。
丁寧に味付けされた作りたてのお惣菜と、熱々のご飯。
持ち帰って食べても、その温もりを保ったまま、白く輝くおいしいお米で心も温まります。
うーん、お腹が空いてきちゃいました。
中国の「ほっともっと」
「ほっともっと」(HottoMotto)は、日本最大級のお持ち帰りの弁当チェーン店。
FC事業を展開している株式会社プレナスのIR情報によると、2019年12月時点で国内に2,531店舗、海外に14店舗を出店しています。
海外14店舗の内訳は中国3店舗、韓国10店舗、シンガポール1店舗。
…っていうのは、後から調べて分かったこと。
実は先日、オフィス街をブラブラしていると、偶然「HottoMotto」のロゴを見かけたんです。
でも、外観は日本のそれと全く違っていて……。
「ほっともっと」の外観
チェックしてみるしか無いでしょう!ということで、恐る恐る、の感情も無く、中に入ってみました。
中国の「ほっともっと」のメニューは…!?
と、その前に名称のご紹介。
「ほっともっと」は中国語で「好麦道」と言います。
軽くメモっておきましょう。
さて、店内はこんな感じです。
はい、レストランでした!
「ほっともっと」の内装
夕食には少し早い時間だったためか、お客さんは一人もいません。
落ち着いた内装と大きすぎないBGM。
「欢迎光临!(いらっしゃいませ)」と元気な店員さん。
「ほっともっと」の大きなロゴも目立ちます。
メニューを見てみましょう。
はい、ほぼイメージ通りの日本料理がずらり。
サンプル写真には日本語も添えられています。
なお、裏側には中国人向け(!?)の定食も。
ホイコーロー(回鍋肉)や豚角煮丼などカルチャライズされていて、値段もお手ごろです。
パッと見て食べたいものが決まったので、早速注文してみることに。
注文→支払いはキャッシュレス!
中国の「ほっともっと」での注文方法は2通り。
①タッチパネル式の販売機
日本の牛丼チェーンと同じように、入り口横の販売機で購入します。
購入後のチケットはありませんが……。
こちらがタッチパネル式の販売機。
スマホと同じようにスクロールやタップしながら、メニューを選択します。
感覚的に操作ができるUIで、戸惑うことはないでしょう。
料理が決まったら、購入ボタンをタップして金額と支払い方法を確認。
ただし、ご想像通り、現金は使用できません。
「支付宝」(アリペイ、Ali Pay)もしくは「微信支付」(ウィーチャットペイ、WeChat Pay)のどちらかを選び、自身の支払い用QRコードを↑左下のカメラ部分にかざすと、決済は完了です。
画面に受付番号が表示され、料理が出来上がると番号でお呼びがかかります。
②卓上のQRコード
もう一つの注文方法は、卓上に置かれたQRコードから。
「微信」(ウィーチャット、WeChat)アプリを開き、QRコードを読み取ると、スマホ画面にメニュー一覧が表示されます。
ウィーチャットを通じたセルフオーダー
ここからは販売機同様の手順で注文。
もちろん、支払いはウィーチャットペイです。
このような卓上QRコードを利用した注文方法は、すでに当たり前の光景なのです。
多くの飲食店が導入していて、お客側にとっては注文ミスによるストレスが減り、また「注文まだ?」的なプレッシャーから開放されます。
店側もコスト削減を実現でき、Win-Winの関係に。
ITの進歩で、非常に便利な世の中になってきましたね。
でも、やっぱ現金が使えないのは、逆に不便に感じるのでしょうか、旅行者にとっては……。
中国の「ほっともっと」を実食!
ここからは駆け足で。
実際の料理は、こちら。
タツタチキン定食
見た目も味もVery Good!
濃すぎず薄すぎず、絶妙なバランスで満足感・満腹感を得られました。
セルフサービスのゴボウ茶も、お腹を丁寧に整えてくれます。
さば塩焼き定食
なお、ここ以外の2店舗も北京にある様子。
中国3店舗=北京3店舗
っつう感じで、他の都市にはまだ進出していないみたいです。
あと、もちろん、お弁当も少しだけラインナップされています。
他と比べて、若干値が張りますが……出前アプリからも注文できるので、お財布と相談しつつ、今度は家で食してみようかな。
定食の感想は、とても美味しく、何度でも行きたくなるクオリティーです。
お弁当とはまた違った味わいの、「ほっと」なご飯を「もっと」食べたくなりました。
これからも、中国の人びとの満足・笑顔・感動を「もっと」増やせるよう願っています。