MetaMask(メタマスク)に仮想通貨のイーサリアムを送金したけど、
「OpenSeaのNFTは結構高いな……」
「ポリゴンだと割安でNFTが手に入るらしい」
「それにはイーサリアムからポリゴンへ仮想通貨をブリッジする必要があるらしい」
「そもそも、ブリッジって何？」
そんな方に向けて。
このページではEthereum(イーサリアム)からPolygon(ポリゴン)へ仮想通貨をブリッジする手順を、注意点を添えてメモっていきます。
・イーサリアムからポリゴンへ仮想通貨をブリッジする手順が分かる
・もっと気軽にNFTを購入する準備が整う
ブリッジとは？
ブリッジは英語で「Bridge」(＝橋)。
で、ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)の界隈では、
- ネットワーク同士をつなげる
- 送金する
の意味で使われます。
ブリッジとは「ネットワーク同士をつなげる」こと
厳密に「ブリッジ」とは、ある暗号資産を2つ以上の異なるブロックチェーンで利用できるようにするもの。
例えば、Ethereum(イーサリアム)上の仮想通貨ETH(イーサ)を、別のブロックチェーンであるPolygon(ポリゴン)で使いたい場合、両者にはまだ接点がありません。
この2つをつなげる行為・仕組みが「ブリッジ」です。
イーサリアムとポリゴンのネットワーク同士をつなげることで、仮想通貨を移動・転送・送金が可能となるのです。
ブリッジとは「送金する」こと
ネットワークをつなげた後は、実際に仮想通貨のやり取りを行います。
本来の目的が仮想通貨の移動(送金)ですので、これ自体を「ブリッジ」と呼んだりもします。
ブリッジの目的
NFTの取引ではイーサリアムのETHが主流です。
ただし、作品の価値が上がっており、またガス代(手数料)が高騰化していることから、かなりのコスト(ETH)が必要となります。
この問題を解消するのが、本記事でのブリッジの目的です。
ポリゴンのネットワークを介した取引だと、ガス代(手数料)がほとんど発生しません。
またポリゴンのETH購入できる作品は、比較的お手頃価格で販売されています。
前述の通り、敷居が高いイーサリアムのネットワークから、お試し向けのポリゴンへ仮想通貨ETHを移動させれば、より気軽にNFTショッピングが楽しめるようになります。
イーサリアム→ポリゴンへブリッジする手順を知っておいて、損はないでしょう。
EthereumからPolygonへ仮想通貨をブリッジする手順
以下の6ステップで、イーサリアムからポリゴンへ仮想通貨(ETH)をブリッジする手順を説明していきます。
②MetaMaskにて「イーサリアム メインネット」を選択
③「Polygon Wallet」に接続
④ブリッジ(送金)の手続き
⑤送金処理を待つ
⑥Polygonに送金されたイーサリアムを確認
念のため、メタマスクにまだイーサリアムを用意していない方は、以下の記事にて手順を確認していただければと思います。
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STEP.1：MetaMaskにPolygonを追加
ポリゴンにETHをブリッジ(送金)する前に、MetaMask(メタマスク)のウォレットでネットワーク設定が必要。
設定しないと、送金されたETHを管理できません。
メタマスクにポリゴンを追加する方法は、
- MetaMaskを起動
- 「ネットワークの追加」を選択
- ネットワークの情報を入力
- Polygonの追加完了・確認
具体的な手順は以下の記事にてまとめてありますので、ご参照くださいませ。
STEP.2：MetaMaskにて「イーサリアム メインネット」を選択
改めてGoogle Chromeの拡張機能よりメタマスクを起動。
ネットワークを「イーサリアム メインネット」に切り替えます。
(追加した「Polygon PoS(Matic) Mainnet」ではなく、「イーサリアム メインネット」です)
STEP.3：「Polygon Wallet」に接続
ポリゴンの公式サイトに訪問して、メタマスクを「Polygon Wallet」に接続します。
(「Polygon Wallet」は、ポリゴンが発行している仮想通貨MATICを保管するウォレット(お財布)のこと)
■Polygon Wallet
https://wallet.polygon.technology/
①MetaMaskのウォレットを選択
トップ画面の右上「Connect to a Wallet」をクリック。
メタマスクを項目を選択して、「MetaMaskとPolygonの接続」を始めます。
アカウントを確認したら「次へ」で進み、続いて「接続」を押しましょう。
②署名する
英語のメッセージが表示されました。
接続するためには「署名」(＝サイン)が必要です。
軽く読んだら「署名」をクリック。
これで「Polygon Wallet」にメタマスクが接続できました。
③接続の確認
トップ画面右上が、きつねマークと文字列に変更されていればOKです。
また試しにメタマスク側でも確認してみましょう。
「接続済み」と表示されていれば、問題ありません。
STEP.4：ブリッジ(送金)の手続き
続いて、一番重要なイーサリアムとポリゴンのブリッジです。
①「Polygon Wallet」を選択
メニューの左側「Polygon Wallet」をクリックしましょう。
②「Ether（Pos-WETH）」を選択
ウォレットの管理画面に仮想通貨のリストが現れました。
イーサリアムからポリゴンにETHを送るときは「ETH – Ether（Pos-WETH）」を通じて行います。
似たような名前があるかもですが、間違えないように注意してください。
「Ether（Pos-WETH）」の「Deposit」をクリックして、送金手続きを始めましょう。
③送金するイーサリアムの数量を指定
「Polygon Bridge」とタイトルにあります。
この画面よりブリッジを行います。
自動的に指定されますが、
To(送金先)：Polygon chain
となっているか念のため確認。
そして、送金するイーサリアム(ETH)の数量を入力し終わったら、下部の紫色「Transfer」をクリックします。
今回は0.05ETHをポリゴンにブリッジしてみます。
④注意事項とガス代(手数料)の確認
以降も英語の文章が続きます。
まずは「Important」(注意事項)。
すごく簡単に要約すると、
- イーサリアム(Ethereum)からポリゴン(Polygon)へ資金を移動します
送金には7~8分かかります - バリデータへの委任。ポリゴンに資金を入金する必要はありません
でしょうか。
とりあえず、内容を確認したら「Continue」を選択します。
続いて、「Transfer Overview」。
給油機のイラストが表示されました。
これが「ガス代」と呼ばれる所以ですね。
ここにガス代(手数料)の見積もりが記載されています。
最大で$33.64(約4,000円)が必要だと……激高ですね。
仕方ないですが、「Continue」で最終確認へと進みます。
(基本的にガス代(手数料)は、送金元(イーサリアム)のネットワーク側が負担します)
⑤送金内容の最終確認
「Confirm Transfer」にてブリッジする仮想通貨の数量、送金の流れ、ガス代(手数料)を確認します。
ここでも、
- イーサリアム(ETHER)の数量は正しいか
- ETHEREUN NETWORK(イーサリアム) → POLYGON NETWORK(ポリゴン)となっているか
をダブルチェックしましょう。
(「Transfer mode」は気にしなくてよいです……)
問題なければ「Continue」で次の確認です。
もし下部に「Please select Ethereum Network in your Metamask」(メタマスクをイーサリアムに切り替えてください)と警告されたら、STEP.2の通りに接続するネットワークを「イーサリアム メインネット」に選択し直しましょう。
⑥メタマスク側でも最終確認
「Continue」ボタンの色が変わるとほぼ同時に、「MetaMask Notification」がポップアップされました。
こちらでも最終確認が必要です。
ガス代(手数料)は……$14.82(約1,700円)で、やっぱり安くありません。
送金 + ガス代(ETH建て)の合計ETHをチェックしたら、「確認」をクリック。
30秒くらいでピースサインが表示されました。
以上で、ブリッジ(送金)の手続きは完了です。
STEP.5：送金処理を待つ
処理時間はおおよそ7~8分。
しばし、待ちです。
この間にピース画面の下側「View on Etherscan」より送金の状況を見てみましょう。
「Status」箇所が緑色で「Success」になっていればOKです。
「Ctrl」を押しながらアクセスすれば(新しいシートで開く)、ピースサインのページを残したまま、取引の詳細を確認できます。
STEP.6：Polygonに送金されたイーサリアムを確認
ピースサインの画面に注目しましょう。
上部の進捗が「Completed」になれば、送金完了です。
①MetaMaskで確認
まずはメタマスクにて確認します。
拡張機能にてメタマスクを起動すると、「推奨されたトークンの追加」と表示されました。
ネットワークは「Polygon PoS(Matic) Mainnet」。
先ほど送金した0.05ETHのようです。
「トークン追加」を選択しましょう。
ネットワークを「Polygon PoS(Matic) Mainnet」に切り替えると……先ほどのETHが反映されています。
お疲れさまでした。
無事にイーサリアムからポリゴンへ仮想通貨ETHが送金できました。
②Polygon Walletで確認
ポリゴンの公式サイトでも確認できます。
「Polygon Wallet」のページに入れば、ETHの「Balance」が増えているのが確認できるでしょう。
もし反映されていない場合は、ETHにカーソルを合わせて、右側のキツネのアイコンを選択。
①メタマスク同様のポップアップが出てくるので、「トークンの追加」をクリックすれば大丈夫です。
ちなみに、初めてイーサリアムメインネット経由でポリゴンとブリッジした方は、「0.001MATIC」がプレゼントされるようです。
反映されるのに時間差があるっぽいので、気長に待ちましょう。
(と他のブログで読みましたが、ボクはもらえませんでした……なので、自分でMATICを両替しました)
Ethereum(イーサリアム)からPolygon(ポリゴン)へ仮想通貨をブリッジする手順
②MetaMaskにて「イーサリアムメインネット」を選択
③「Polygon Wallet」に接続
④ブリッジ(送金)の手続き
⑤送金処理を待つ
⑥Polygonに送金されたイーサリアムを確認
以上です。
これでポリゴン側でも仮想通貨ETHを使えるようになりました。
次はいよいよ実際にNFTを購入してみましょう。
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