「自分でチャット型ボットを作ってみたい」
「ChatGPTを使って質問対応AIを作ってみたい」
「DocsBotの使い方を知りたい」
そんな方に向けて。
DocsBotとは、ChatGPTに特定のサイト情報を学習させて、自分だけのチャット型AIボットを作成できるサービス。
URLを指定・読み込ませるだけで、自動で質問に応答してくれるシステムが完成します。
お試し版では無料で作成可能で、一度触ってみればAIに係る知識もグッと増えるはず。
これからの時代に適したツールで、活用して損はありません。
このページではDocsBotの使い方を画像付きでメモっていきます。
・DocsBotの概要や使い方が分かる
・画像を見ながら、1つずつ設定ができる
・自分だけのチャット型AIボットを作成できる
DocsBotの使い方
冒頭の通り、DocsBotはChatGPTを活用してチャット型AIボットを作成できるツール。
誰でも簡単に特定のサイトに特化した質疑応答AIが手に入ります。
操作はDocsBotの公式サイトで行いますが、表記は英語のみ。
日本語のページはありません。
でも心配は無用。
以下では画像&日本語訳を付けてDocsBotの使い方を説明していきます。
なお、DocsBotを利用するには、ChatGPT(OpenAI)のアカウントが必要です。
■ChatGPT
https://chat.openai.com/
予め準備しておきましょう。
STEP.1:公式サイトでアカウント作成
最初に下記の公式サイトでアクセス。
■DocsBot
https://docsbot.ai/
右上の「Try Free」(無料でお試し)または下部の「Create your own free DocsBot」(DocsBotを作成する)をクリックしましょう。
アカウント作成画面が表示されました。
「Email address」(メールアドレス)と「Password」(パスワード)を入力です。
「I agree to the Terms of Service & Privacy Policy」(利用規約とプライバシーポリシーに同意)にチェックを入れて、「Sign up」(サインアップ)を押します。
以上でDocsBotのアカウント作成は完了。
メールアドレスの認証などはありません。
STEP.2:OpenAIのAPIキーを取得
次はAIボットを自分のOpenAIアカウントに連携し、データの管理・所有を行うため、APIキーを発行します。
OpenAIとはChatGPTを開発している企業。
APIキーは、サービスの提供事業者(OpenAI)が独自に発行している認証情報のことです。
「Get my OpenAI Key」(OpenAIキーを入手)のボタンをクリック。
OpenAIにログインです。
APIキーの生成画面が表れました。
「+Create new secret key」を押しましょう。
英語で書かれている内容を要約すると、
- APIキーは生成後、1度のみ表示。
- 他人と共有したり、公開したりしてはダメ。
- APIキーの流出が判明した場合、アカウントのセキュリティを保護するため、無効となる場合がある。
といった具合です。
続くポップアップ画面では、APIキーの名前(任意)を決めます。
「Create secret key」をクリック。
英数字の文字列=APIキーが生成されました。
右側のアイコンよりコピーしましょう。
こちらは1度だけしか確認できないので、大切に保管してください。
STEP.3:APIキーを入力
コピーしたAPIキーを下記の箇所に貼り付け、「Save Securely」(安全に保存)をクリック。
DocsBotのダッシュボードが表示されたら、下準備は完了です。
STEP.4:チャット型ボットの作成
では、オリジナルのチャット型ボットを作ってみましょう。
①ボットの設定
作業リストより「New Bot」を選択。
すると、右側に設定項目が表れます。
記入する欄は以下の通りです。
- Name
ボットの名前。 - Description
ボットの詳細(任意、メモ書きのような感じ)。 - Privacy
公開範囲の設定。
通常は「Public access」(一般公開)ですが、有料版だと「Private」(限定公開)が選べます。 - OpenAI Model
ChatGPTのバージョン。
有料版では最新のGPT-4を利用できます。 - Language
対応言語は「English」(英語)と「Japanese」(日本語)より選択。 - Suggested questions
想定される質問を指定。
今回は試しに日本を代表するNFTコレクション「CryptoNinja Partners」のチャット型ボットを作成してみます。
ボットの名前は「CNP」、詳細はフルネームを書き込みました。
下にスクロールさせて言語は「Japanese」。
最後に「Create Bot」をクリックすれば、項目設定は完了です。
「CNP」のダッシュボードが生成されました。
②URLを指定
続いて、AIに学習させるためのデータを読み込みます。
「Source type」(情報元タイプ)から「URL」を選びましょう。
下側に「Source URL」の欄が表示されるので、公式サイトのURLをコピペ。
■CryptoNinja Partners
https://www.cryptoninja-partners.xyz/
あとは「+Add source」(情報元を追加)をポチればOKです。
「CNP」のチャット型ボットが完成しました。
お疲れさまでした!
オリジナルの対話型AIの準備が整いました。
STEP.5:チャット型ボットを利用
早速、きちんと機能するかテストしてみましょう。
メニューの「Chat」から始めます。
普段のChatGPTと同じような質問欄です。
キャラクター名について聞いてみると……正確な解答が届きました。
最近新たに登場した「マカミ」も含まれています。
続くCNPオーナーと特典に関しても、概要を答えてくれます。
チャットの記入欄下には「よくある質問」も追加されています。
お疲れさまでした!
オリジナルのチャット型ボットが完成しました。
ちなみに一般公開用のURL取得は「Sharing & API」(シェアとAPI)より。
「Chat Page」を選択です。
新しいウィンドウが開き、アドレスを確認できます。
※料金設定
おまけのコーナー。
DocsBotは無料で試せますが、有料版だと一部の機能が開放され、より品質が高いチャット型ボットを生成できます。
用意されているプランは以下の通り。
- Hobby(月19ドル)
作成できるボットは1個、情報元は1,000ページまで、全ての情報元タイプの利用可能、月に質問は1,000回まで……。 - Power(月49ドル)
作成できるボットは3個、情報元は5,000ページまで、月に質問は5,000回まで、複数メンバーで共有可能……。 - Pro(月99ドル)
作成できるボットは10個、情報元は10,000ページまで、月に質問は10,000回まで……。
詳細は公式サイトをご確認くださいませ。
今では誰もが当たり前に使えるようになったChatGPT。
最新のAI技術とDocsBotを活用し、独自の学習を行わせることで、自作のチャット型ボットを手に入れることができます。
サイト運営している方にとっては、内部用の質疑応答AIとして利用できるかもしれません。
DocsBot無料版では設定にかかる時間は10分程度。
兎にも角にも、興味があれば、まずは一度を触ってみてくださいませ。