「保有NFTの資産価値はDeBankで確かめられるらしい」
「そもそもDeBankって何?」
「どうやってDeBankを使うの?」
そんな方に向けて。
「DeBank」(デバンク)というサイトでは、保有しているNFTコレクション(ウォレットの中身)のポートフォリオの確認が可能。
MetaMask(メタマスク)を接続するだけで、現時点での資産価値が分かります。
またSNS機能も搭載。
気になるユーザーのウォレットアドレスをフォローしたり、コメントを送れたりなど、顔が見えない同士でもコミュニケーションがしやすくなっています(ただし、上級者向け)。
それはさておき、DeBankでは自分の資産を簡単に確認・管理できます。
数値の変化を見ることで、心に安心感が生まれるでしょう。
今後もDeBankに触れる機会が多くなるため、操作方法を知っておいて損はありません。
このページではDeBankの登録手順と基本的な使い方を画像を添えてメモっていきます。
・DeBankの概要が分かる
・保有NFTの資産価値を確かめられる
・DeBankのSNS機能を利用できる
1. DeBank(デバンク)とは?
冒頭の通り、DeBankは保有している仮想通貨やNFTを一括で閲覧・管理できるツール。
自分のMetaMask(メタマスク)などのウォレットを接続させると、登録しているユーザーの資産状況や取引履歴を確認できます。
似たようなサービスには、以前紹介した「NFTGo」があります。
こちらはウォレットアドレスだけあれば、サイトへの登録は不要。
ただし、DeBankではフォローしているユーザーが何かしらの取引をすると通知が届くなど、SNS的な機能を備えています。
資産・NFTの保有状態だけでなく、リアルタイムの取引行動が丸わかりになるのが最大の特徴です。
また一方では、自分の資産も全公開されます。
よって、プライバシーが心配な方は不安を抱くかもしれません。
これもNFTや仮想通貨への挑戦の足かせとなっている一つの要因でしょう。
とは言うものの、ウォレットの中身が分かること(=資産状況を見ること)で、その人の信頼性がある程度担保されるといったメリットもあります。
ブロックチェーンによって取引内容を改ざん・偽ることはできません。
ウォレットアドレスの情報は偽りがなく、トラストレス(信用不要)です。
自分の資産も含め、オープンになった状況をポジティブに考えるのが良いかと思います。
2. DeBank(デバンク)の登録手順【ウォレットの接続方法】
DeBankの登録(=アカウント設定)の手順は以下の通り。
- DeBankのサイトへ訪問
- MetaMaskを接続
- プロフィールの設定>/li>
- Twitter/Discordアカウントを紐づけ
DeBankに接続するウォレットはメイン(保管用)またはサブ(ミント/取引用)のどちらでも構いません。
安全性などの心配がある方は、まずはサブウォレットを使用してもらえればと思います。
STEP.1:DeBankのサイトへ訪問
接続したいメタマスが入っているブラウザ(Google Chrome)で、DeBankの公式サイトへアクセス。
▼DeBank
https://debank.com/
上記は本物のリンクですが、くれぐれも偽サイト(類似アドレス)には注意してください。
STEP.2:MetaMaskを接続・認証
右上の「Log in via web3 wallet」もしくは画面中央の「Log in to Start」をクリックしましょう。
ウォレットリストから「MetaMask」を選びます。
①MetaMaskに接続
「1.Connect Wallet」のプロセスにて「Connect」をポチリます。
メタマスクが起動しました。
パスワードを入力して「ロック解除」です。
続いて、ウォレットの接続。
上部のURLが「https://debank.com/」になっている確認して、「次へ」を押します。
次の画面で「接続」を選択しましょう。
②MetaMaskを認証
最初のプロセスは「Connected」となり、「2.Verify Address」に移行しました。
「Verify」をクリックして、ウォレットアドレスの認証を行います。
「署名の要求」の確認。
DeBankのURLや自分のウォレットアドレスが正しいか否かダブルチェックしてください。
問題なければ「署名」をクリックして、以下のようなメッセージが画面上部に出たら手続き完了です。
お疲れさまでした!。
DeBankにメタマスクを接続・認証することができました。
「My Account」のページに切り替わり、自分のアドレスが表示されています。
なお、ボクはミント用のウォレットを使いました。
STEP.3:プロフィールの設定
プロフィールと言っても、アイコンの設定のみ。
マウスのカーソルをイメージ上にもっていき、「Edit」を押しましょう。
ウォレットに入っているNFTが表示されました。
こちらからアイコンにしたいデザインを選びます。
今回は「CNP Jobs」のナルカミに決定。
「Save」より設定できます。
STEP.4:Twitterアカウントを紐づけ
今度は自分のSNS(Twitter)アカウントをDeBankに紐づけます。
①Twitterアカウントを入力
アイコンしたのTwitterマーク「Add」をクリック。
セッティングページが現れるので、Twitter項目の「Add Twitter」をポチリます。
IDの入力画面がポップアップされます。
自分のTwitterアカウント名を記入しましょう。
同じく「Save」を押します。
②Twitterアカウントを認証
まだ連携は終わっていません。
「Verify Twitter」より認証を行います。
まずはステップ①。
アカウントが自分のモノか否かを確かめるため、ツイート操作を行います。
「Tweet」をクリックしたら、投稿文章が自動生成されました。
そのまま「ツイート」しちゃいましょう。
最後はステップ②です。
ツイート後に「Verify」を押します。
こちらも上部に「verified」と出れば、認証完了です。
お疲れさまでした!
Twitterアカウントの紐づけが終わりました。
セッティングにてTwitterが「Verified」となっているのも確認できます。
3. DeBank(デバンク)の使い方【ポートフォリオの確認方法】
次にサイト画面の見方を説明します。
DeBankでは最新のNFT情報や取引のトレンド、マーケット分析など行えます。
しかしながら、本稿は自分の資産価値・管理に焦点を当てているため、上記については触れません。
あくまで簡単な把握方法を解説していきます。
見方①:概要
上部に表示されているのは、いわゆるウォレットアドレスの概要。
- 〇〇days
ウォレット作成から何日経過しているかが分かります。
カーソルを乗せると、作成日の確認も可能です。 - $○○
ウォレットの総資産額です。 - Following
フォローしている人数。 - Followers
フォローされている人数。
まだ登録したしたばかりなので、ともに0人です。 - TVF
Total Value of Followersの略。
全てのフォロワーの資産価値が合算されて数字が出ます。
はてなマーク「?」にマウスを合わせると、項目の意味を確認できます。
見方②:メニュー
続いて画面を下にスライドさせると「Portfolio」「NFTs」「History」「Time Machine」のタブが見つかります。
Portfolio
ウォレット内に入っている暗号資産(仮想通貨)の総額。
リアルタイムのレートに応じて、米ドルで表示されます。
NFTs
保有しているコレクションの価値推移を確認。
コレクション別で、
- Total spent(ETH)
入手するために費やしたイーサリアムの数量(ガス代(手数料)込み) - Max price(ETH)
入手時の最高価格 - Avg price(ETH)
1点あたりの平均価格 - Volume(ETH)
コレクションの総価値
が一目で分かります。
あくまで直近24時間のトレンドであり、変動しやすいので参考までに留めておきましょう。
また下の方にスクロールすると、Profit Leaderboard(ポートフォリオの上位コレクション)やNFTアイテムの取引履歴も閲覧できます。
History
コチラも上記の取引履歴に近いですが、加えて、NFTをバーンした記録も残されています。
Time Machine
タイムマシーンという名の項目。
任意の期間を指定して、資産(イーサリアム)がどのように変化しているかが見れます。
「Enter the Time Machine」のボタンをクリックしましょう。
横軸が期間、縦軸がイーサリアムの保有額を示したグラフが現れました。
こんな感じで推移が可視化されています。
昨年の11月15日と比べて、今年3月10日時点では+238ドルほど上昇しました。
あくまで仮想通貨のみの変動です。
NFTの取引で残高が前後するため、こちらも参考程度で確認する形となるでしょう。
見方③:その他
最後はDeBankの様々な機能を簡単に紹介していきます。
ランキング
「Web3 Social Ranking」は、DeBank内での社交性ランキングです。
- フォロワーの人数
- フォローしている人数
- 資産額
の応じてポイントが加味され、総合的な順位付けがなされています。
ちなみに現時点のトップの資産は2,000万ドルほど……世界は広いですね。
ライブチャット
DeBankを通じて知り合った仲間同士でテキストコミュニケーションを楽しめます。
相互フォローは不要で、誰でもメッセージの送信が可能。
個人が特定されない限り安心かもですが、この辺りがWeb3らしい特徴でしょう。
DeBank(デバンク)の登録手順と使い方のおさらいです。
- DeBankは保有している仮想通貨やNFTを一括で閲覧・管理できるツール。
- 自分のウォレット(MetaMask)を繋げるだけで利用可能。
- 保有NFTをプロフィール画像に設定できる。
- Twitter連携には指定のツイートの投稿が必要。
なお、検索バーに自分以外のウォレットアドレスを入力すると、その人の資産の中身も閲覧可能。
資産が丸わかりになる恥ずかしさがありものの、逆に仮想通貨やNFTを保有している証明にもなります。
兎にも角にも、DeBankを触ってみると、その凄さが分かります。
自分のウォレットを接続させて、色々とポートフォリオを確認してみましょう。