PR

【随時更新】中国版〇〇をご紹介

スマートフォンのアプリ LIFE
記事内に広告が含まれています。

まずは、別に悪い意味で使いたいわけではありませんので、ご留意を。

外資系企業・海外の会社が中国進出するためには、様々な壁を乗り越える必要があります。
またご存じの通り、インターネットの接続制限も存在します。

この目的は……色々とあるでしょうが、おそらく、

・国内の市場を外資に独占させない
・国内の企業を衰退させない

のが大きな理由だと想像しています。

よって、世界中で利用されているサービスと同じシステムのものが、中国企業によって、国内で開発・提供されています。

本記事では中国で独自に発展しているサービスをメモっていきます。

中国版〇〇を紹介

中国版LINE:微信(ウィーチャット)

巨大テクノロジー企業「腾讯」(テンセント、Tencent)が提供するメッセンジャーアプリ「微信」(ウィーチャット、WeChat)。

通常のテキストメッセージに加え、お金の送金やキャッシュレス決済にも対応しています。

生活に無くてはならないサービスですね。

【必需アプリ】ウィーチャット(微信/WeChat)のプチ機能
中国版LINEとも言われるSNSアプリの「微信」(ウィーチャット、WeChat)。 最近はチャットメッセージではなく、現金の代わりとなっている「微信支付」(ウィーチャットペイ、WeChat Pay)の方が知名度が高くなっていると思います。 ...

中国版ツイッター:微博(ウェイボー)

中国国内からは「Twitter」(ツイッター)にアクセスできません。
情報統制の妨げになるからでしょう。

これに代わるSNSとして使用されているのが「微博」(ウェイボー、Weibo)。
英語名は「MicroBlog」(マイクロブログ)で、ツイッターと同じ機能を果たしています。

文字数制限もあって、なんと140文字。
偶然でしょうか……。

なお日本の有名人も「ウェイボー」のアカウントを持っていて、フォロワー数もたくさんいますよ。

福原愛
木村拓哉
菅田将暉

福原愛の公式ウェイボー
フォロワー数は450万人以上

中国版グーグル:百度(バイドゥ)

「Google」(グーグル)も利用ができません。
グーグルの検索エンジンを導入している「Yahoo」(ヤフー)も、トップ画面のみ閲覧が可能で、検索は不可。

よって、中国では「百度」(バイドゥ、Baidu)が圧倒的なシェアを握っています。

ただし、中国語以外を用いた検索には弱く、使い勝手は良くありません。
また探したい情報が画面トップに表示されないのも、マイナス点(広告が多すぎる)。

グーグルにはだいぶ劣るかなというのが、感想です。

百度

中国版アマゾン:淘宝(タオバオ)

「Amazon」(アマゾン)は2019年に中国市場から撤退しました。

馬雲(ジャック・マー)率いる「阿里巴巴」(アリババ、Alibaba)グループのオンラインショッピングモール「淘宝」(タオバオ、Taobao)には勝てず、といったところでしょうか。

というか、「アリババ」は強すぎますね。

国内の物流網を整備し、「支払宝」(アリペイ、Alipay)を通じた完全キャッシュレス決済を実現した「タオバオ」は、国民から信頼される巨大プラットフォームへとなっています。

淘宝(中国語)

タオバオのアプリ画面
タオバオのアプリ画面

なお、「タオバオ」の最大のライバル「京东」(ジンドン、JD)もアマゾン並みの品質・サービスと配送スピードを備えています。

京东商城(中国語)

京東のアプリ画面京东のアプリ画面

中国版Netflix:爱奇艺(アイチーイー)

競合がひしめき合う中国の動画サイト・アプリ市場で、堂々のシェアトップを獲得しているのが「爱奇艺」(アイチーイー、iQIYI)。

月間のアクティブユーザー数は6億人と、中国の国民の約半分が利用しています。

【動画サイト】中国版Netflixの「iQIYI」(アイチーイー)の特徴
2020年はリモートワークに外出自粛と、生活が一変。 世界中の人々の家で過ごす時間が長くなりました。 そこで急激にアクセスが伸びたのが動画サイトです。 日本では「YouTube」(ユーチューブ)を始め、「Netflix」(ネットフリックス)...

中国版ニコニコ動画:哔哩哔哩(ビリビリ)

一方、「哔哩哔哩」(ビリビリ、bilibili)は若者に圧倒的な支持を得ています。
中国のサブカルチャー発信地としてのポジションを確保しました。

名前&ビジネスモデル、文化的、機能的な面も含め、ニコニコ動画と良く比較されますね。

【常識トレンド】若者に人気の動画サイト&アプリ「bilibili」(ビリビリ)の特徴
「暇だから動画でも見ようかな」 と若者が真っ先に開くのが「哔哩哔哩」(ビリビリ、bilibili)。 中国で知らない人はいない超有名な動画サイトおよびアプリです。 ■ビリビリ(中国語) ここ数年は専らスマートフォンのアプリが主流。 どこでも...

中国版YouTube:优酷(ヨーク)

「优酷」(ヨーク、Youku)も「アリババ」傘下に入っていて、超有名な動画サイトの1つとして知られています。

自分の動画をアップできるという点で、「YouTube」(ユーチューブ)に似ていますね。

【動画サイト】中国版YouTubeの「Youku」(ヨーク)の特徴
前回の記事では「中国版Netflix」と呼ばれる「爱奇艺」(アイチーイー、iQIYI)を紹介しました。 なるほど、「中国版○○」って結構ありますね。 中国版グーグル:百度(バイドゥ、baidu) 中国版LINE:微信(ウィーチャット、WeC...

中国版Uber:滴滴(ディディ)

正式名称は「滴滴出行」ですが、略して「滴滴」(ディディ、Didi)と呼ばれています。

人・モノの輸送手段を提供するプラットフォームで、

・タクシー配車
・シェアライディング
・シェア自転車
・荷物の集荷

などのサービスを利用できます。

また2014年から中国に進出していた「Uber」(ウーバー)は、2016年に「ディディ」によって国内配車サービス事業が買収されています。

「ウーバー」も中国市場から締め出された感じでしょうか。

よって、「ディディ」が国内で最大シェアを維持している状態です。

ディディのイメージ

中国版スターバックス:ラッキンコーヒー

ナスダックにも上場を果たしたコーヒーチェーンの「瑞幸咖啡」(ラッキンコーヒー、Luckin Coffee)。
ターゲットをオフィスワーカー&テイクアウトに絞った戦略+クーポン配布による集客プロモーションで、全国に広がりました。

そのため「Starbucks」(スターバックス)とも良く比べられたりします。

最近は粉飾決算が発覚したようで……色々と慌ただしい「ラッキンコーヒー」ですが、コーヒーの品質は確かですよ。

【視察】スタバを追撃!中国のラッキンコーヒーが儲かる理由
都市部を中心に需要が伸びている「luckin coffee」(ラッキンコーヒー、中国語:瑞幸咖啡)。 テイクアウトに特化して同業他社と差別化を図り、2019年のトレンド入りを果たしました。 ラッキンコーヒーは2017年秋の1号店を皮切りに、...

中国版Facebook:人人网(レンレン)

世界最大のSNS「Facebook」(フェイスブック)。
こちらも現在のところ、アクセスができません。

中国にも実名制SNS「人人网」(レンレンワン、Renren)があります。
が、現代の若者はあまり使用していない様子。

すでに「ウィーチャット」や「ウェイボー」に市場を奪われ、存在感は薄れています。

人人網のイメージ

中国版Zoom:腾讯会议(テンセントミーティング)

新型コロナウイルスをきっかけに、働き方が激変。
リモートワークが導入されると同時にオンライン会議ツールが急速に普及しました。

世界中で一番使われているのは「Zoom」で、1日の利用者数は3億人とも言われています。

これに倣うように、IT大手企業の「腾讯」(テンセント、Tencent)が開発・市場に投入したのが「腾讯会议」(テンセントミーティング、Tencent Meeting)。

最近は、中国国内で個人間での「Zoom」がサービス停止に……なんていうニュースを目にしましたが、「テンセントミーティング」の登場と何か関係があるのでしょうか……?

【中国版Zoom】オンライン会議ツール「テンセントミーティング」の特徴を分かりやすく解説
新型コロナウイルスの拡大が止まらない昨今、遠隔地にて業務を行うリモートワーク/テレワークの導入に伴い、多くの会社がコミュニケーションツールを活用しています。 その1つ、アメリカ発のオンライン/ビデオ会議ソフト「Zoom」(ズーム)はビジネス...

中国版JTB/HIS:携程(Ctrip)

航空券、高速鉄道のチケット、ホテルの予約をするなら「携程」(シートリップ、Ctrip)ですね。

どのスマートフォンにも必ず入っているアプリで、旅行の計画を立てる際に多用します。

他の予約アプリもあるのですが、「シートリップ」の良いところはアフターサービスの良さ
万が一、フライトがキャンセルされたり、ホテルでトラブルが発生したりしても、いつでも24時間、迅速に対応してくれます。

Ctripのイメージ

あと、もう一つご紹介したいのが「马蜂窝」(マフォンウォ、Mafengwo)。
こちらも各種予約が可能ですが、最大の特徴は旅日記=ブログ的な機能が充実しているところ。

ユーザー自身が体験談などを発信できるのが強みですね。
旅先を決めたら、「マフォンウォ」で情報収集を行っています。

マフォンウォのイメージ
マフォンウォでは東京の地下鉄巡りも紹介

中国版インスタグラム:美拍(メイパイ)

女性が自撮り好きなのは世界共通でしょうか。

撮影した写真や動画を自由に編集してシェアできるのが「美拍」(メイパイ、Meipai)。

その名の通り、「美しく撮影する」ためのアプリです。
(「拍」は中国語で「撮る」の意味)

美白、しわ補正、あごの形、花の高さ……。
修正できる箇所は全て。

よりキレイに見せるための機能が満載です。

こんな感じなので、どちらかというと「Photoshop」(フォトショップ)に近め

ぜひ、実物と写真のギャップをお楽しみくださいませ(失礼‼)。

美拍のイメージメイパイのイメージ(拾い物)

ただし、今では「小紅書」(RED)が中国版インスタとも言われています。

【中国版インスタ】小紅書(RED)の特徴&若い女性に人気の理由
中国の全世代が利用しているスマートフォン向けのショートムービーアプリと言えば、「抖音」(Duoyin)。 グローバル版の名前は世間を騒がせている「TikTok」(ティックトック)、知らない人はいないでしょう。 しかしながら、若い女性層の間で...

中国版メルカリ:闲鱼(シェンユー)

古くなったモノ、いらなくなったモノは売り払いたい。
そんなニーズを満たしてくれるのがフリーマーケットアプリの「闲鱼」(シェンユー)です。

スマートフォンから誰でも簡単に売り買いができて、経済的も優しいサービスを提供しています。

主な出品アイテムはリサイクル用。
クオリティに心配がありますよね。

でも、ご安心を。
運営しているのは「タオバオ」なのです。

上記の通り、信頼性は保証済み。
安心してお買い物を楽しめるでしょう。

シエンユーのイメージ

最後に…

探してみれば、まだまだ「中国版○○」は見つけられそうです。
そして、今後も増えていくことでしょう。

再び強調したい点は、決して二番煎じではないこと。
国内で独自のサービスが生み出され、国民の需要にきちんと応えられています。

また本家(⁉)以上の価値を備えていて、生活の利便性を格段に高めえくれました。

テクノロジー方面では中国の方が、日本より遥か先に行っていると感じます。

タイトルとURLをコピーしました