ボクは独学で中国語を勉強してHSK6級レベルまで高めることができましたが、
より
「聞く」「話す」中心の学習×2年
の方が能力が格段に上がったと思います。
ここでは「話す」=「スピーキング」をテーマに、初心者の勉強方法をメモっていきます。
・すぐに始めることができる
・スピーキングを練習する方法が分かる
・中国人の友だちを見つける方法が分かる
1. 中国語のスピーキングの重要性
相手に気持ちを伝える方法は、
書く=ライティング
話す=スピーキング
この重要性は言わずもがなですね。
今はメッセンジャー/チャットベースでのコミュニケーションが増えたとはいえ、自分の意思を表すための最も最適は手段は「スピーキング」です。
なので、
スピーキングをマスターすること
を語学学習の最終目標に持っていくべきだと、ボクは考えます。
たとえ、将来的に翻訳ツールが発達するかもしれない、と思ってもです。
理由は単純で、本人の直々の言葉こそが信頼に繋がる、から。
話が少し脱線してしまいました。
すみません。
学習面においては、自ら発する言葉がそのまま頭に残るので、「スピーキング」が上達しやすいと感じます。
また「スピーキング」を練習する際、テキストや文章を「読む」、そして自分の声を「聞く」が同時に行われます。
ふむ、一石三鳥的に効率が良いと思ったりしませんか?
「スピーキング」に注力することの大切さが分かったかと思います。
とはいっても、どんな言語でも「話す」ことが一番ハードルが高かったりします。
それを克服するための方法をご紹介します。
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2. 中国語のスピーキングの勉強の始め方
ボクが考える中国語の「スピーキング」を身につける方法は2つだけ。
- 一人で練習
- 中国人と練習
味気なくて、すみません。
会話の相手がいるかいないか、の違いだけです。
ただし「書く」=「ライティング」や「聞く」=「リスニング」に比べると、学習し辛いかもしれません。
なぜなら、相手の有無に関わらず、初期段階で言葉を発するのはパワーと勇気が必要だから。
自分に自信がなく、一歩踏む出せない方は尚更でしょう。
ボクもそうでした。
周りに中国人がいるにも拘らず、ちまちまと「読む」や「書く」ばかり勉強していたのです。
かなり遠回りでした。
※彼らは日本語が堪能だったのも、言い訳にしていました。
それに発音が変だとか、文法がおかしいとか、単語が違うだとか。
細かいことを気にすればするほど、結局話すのを止めよう、と思ってしまいますよね。
なので、周りがどう思うかは無視して、まずは自分一人だけで声に出す練習をしましょう。
そしたら自ずと恥ずかしさは消えていきますから。
3. スピーキングの独学方法:音読(一人で練習)
練習前に初心者向けの中国語テキストを用意しましょう。
何でも良いので1冊あれば大丈夫です。
そして、お気に入りの文章やセリフを選びましょう。
あとは以下の点に沿って、声に発します。
②誰もいない場所
③とりあえず大きな声で
④発音は正確でなくても良い
⑤自分の声を録音、聞き返してもOK
①毎日15分
まずは自分のペースで続けられる時間を決めましょう。
最初の頃は集中力、パワー的に15分が妥当だと思います。
もちろん各自に合った時間で大丈夫。
でも、無理をしすぎず、追い込みすぎないように注意してくださいね。
何事も継続が重要。
これがルーティン化・習慣化して、毎日続けることが第1ステップとなります。
多くの人は挫折します。
おそらく、想像した未来の期待と結果にギャップがあったり、ハードルが高すぎたからなどの理由でしょうね。
そして途中で諦め、何も身につかなくなるのです。
実際にボクも「1日30分」と決めたにもかかわらず、5日で止まってしまいました。
なので、時間を半分にして、自分への負荷と焦りを和らげました。
スピーキングをマスターすること
には相当の月日を要します。
急がず、コツコツと続けられる時間の確保と、自分に合った仕組み作りをしてみましょう。
これが整えば、進捗は80%となります。
残りの20%は実践ですね。
■結論
何はともあれ、まずは継続すること。
あともう少しで到達、という手前で止めてしまわないように。
もったいないですから。
②誰もいない場所
一つ目のポイントが長くなってしまいました。
ここからはサクサクと。
周りに誰もいない、誰も来ないところを探しましょう。
家族と暮らしているなら、自分の部屋(あれば)。
1人暮らしなら、自分の家。
あとは少し地理的な条件が必要かもですが、広い公園の片隅や海沿いなど外ですね。
早朝もしくは夜遅くに、人に迷惑をかけない時間帯にて。
それでも探すのが難しいのなら、家の片隅で布団を被って、といった環境づくりでしょうか。
とにかく↓の「大きな声」を出せる場所を見つけてくれればと思います。
③とりあえず大きな声で
人の気配がない場所で、練習用のセリフを発しましょう。
ボソボソとではなく、自信をもって。
お腹の底から力を込めて、大きな声で中国を話すのです。
最初は自分の行為自体が恥ずかしいと感じるかも。
でも、そんなことは気にしない、気にしない。
大声で「スピーキング」の練習を続けることで、精神的な部分も強くなれると思います。
以下は友人の体験談です。
一度も日本に行ったことがないが、日本語がペラペラな中国人。
彼は大学で日本語を専攻していましたが、当時は日本人の知り合いはおらず、全て独学で練習していました。
その方法とは、
上記と同じですね。
これを大学4年生の時に1年間継続、「日本語能力試験1級」(N1)を合格しました。
卒業後は中国国内の日系企業への就職も果たしています。
このような中国人がボクの周りにはたくさんいます。
また話が脱線しかかりましたが、これくらいの気持ちで中国語の発生練習に励みましょう。
④発音は正確でなくても良い
最初から正確な発音を求めなくてもOKです。
まずは声出しを重視しましょう。
というのも、外国語の発音は日本人にとっては大きな壁。
元々の言語形成と口の筋肉(使う部分)が日本語と違うのが原因です。
天性の才能や生まれ育った環境はさておき、生粋の日本人の場合は、この口の「慣れ」には時間を要するもの。
よって、
のループにはハマってほしくありません。
用意したテキストや文章を口に出して「読む」だけで、十分に上達します。
そして細かい微調整は追々身につけられることでもあります。
「スピーキング」の練習には、
を養う目的もあります。
同じセリフを慣れるまで繰り返す
気に入ったセリフを何度も声に出します。
目をつぶって自然に口から出るようになるまで、何回も。
2文字だけの短い文章でも、問題なし。
口と耳で一つずつ身体に染み込ませていくのです。
最後は手足の動作を付けて話してみましょう。
(少しやりすぎでしょうかね……)
まぁ、そこまでしなくても、完全に覚えられたら進歩している証。
次のセリフに挑戦ですね。
1つのセリフを3分で完璧にマスターするとしたら、1日で5個も習得できます。
1ヶ月で150ものセリフが、あなたのものに。
中国語も「塵も積もれば山となる」のですね。
とはいえ無理は禁物です。
自分のペースで継続できる量でトライしてくださいませ。
⑤自分の声を録音、聞き返してもOK
声を出している傍らで、スマートフォンの録音ボタンを試しにポチってみましょうか。
あくまで記録用ですよ。
練習が終わったら、イヤホンを耳に当ててコッソリ確認。
初めの一声は、身震いがするほどヒドく、恥ずかしいかもしれません。
自分の声のギャップと、想像以上のできの悪さに。
はい、心配しなくて大丈夫です。
強制ではありませんので。
嫌なら聞き直す必要はなく、削除しちゃいましょう。
ボクは初日に録音して、即デリート。
中国語の発生やリズムに慣れてきた2ヶ月後くらいに、改めて再トライ、といった感じなので。
最後の項目は参考まで、です。
この第一歩を踏み出すことができれば、加速度的に能力が高まるでしょう。
そして何よりも、
・1人で取り組むことが可能なこと
が大きかったりします。
30歳と遅咲きでスタートしたボクでもできたことので、皆さんも必ずやり遂げることができると思います。
必要な行動力:★☆☆
4. スピーキングの独学方法:実践(中国人と練習)
1人で話すことに慣れたら(⁉)、次は中国人を相手に向かって使ってみましょう。
まぁ、これも一筋縄ではいかないかもですが。
②友だちを作る
③中華街で挑戦
今回は3パターンを例に挙げてみます。
①語学学校
独学は捨てて、中国語のレッスンを受けながら上達を目指す、のも一つの手です。
と言ったら、本記事の元も子も無くなってしまいますが。
語学学校にはリアルな施設と、オンラインによるクラスがありますね。
オススメは圧倒的にオンライン。
移動時間が無く、自分の好きな時間を選べるのが最大の魅力でしょう。
インターネット環境と「申し込み」の行動、自己投資のみが必要ですね。
まずは気軽に無料体験レッスンを受けられますし、対面で「スピーキング」の練習をする良い機会だと思います。
②友だちを作る
「どうやったら、中国人と出会えるのですか?」
これの答えは、皆さんが今いるポジションに関係してきます。
学生さんなら、中国人の留学生は周りにいませんかね。
もしくは、アルバイト先で中国人が働いていたりしたり。
会社勤めの方なら、中国人が同僚や取引先にいる可能性があるかも。
基本的に家にいる方たちなら……近所に中国語対応しているドラッグストアやスーパーはありますか?
忙しくない・混雑していない時間帯に、軽く声をかけてみたらどうでしょう。
相手もむげにせず、優しく接してくれると思います。
こんな感じで、友だちになれますかね。
もしくは……ツイッターで探すのも良いかも。
今の時代、SNSを活用しない方がもったいない。
とはいえ、日本で生活していると、中国人の友だち作りは難しいことかもしれません。
でも、何らかの方法で、
他人→知り合い→友だち→友人
に発展できれば、中国語を使うチャンスが確実に増えます。
ボクのような人見知りの方も……ダメもとで行動ですね。
■Audibleで音声学習
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③中華街で挑戦
なら、一層のこと中国人がたくさん集まるエリアに出向いてしまうのもアリです。
パッと見のイメージは「横浜中華街」でした。
中国の雰囲気が味わえるだけでなく、本場の料理も楽しめますね。
そこには必ず中国人がいることでしょう。
中華レストランの店員さんは日本語で話しかけてきますが、逆にコチラから中国語でコミュニケーションを取ってみたらどうでしょうか。
この手法は先のドラッグストアでも同じです。
別に挨拶程度や簡単な会話なら、そこらで実践が可能ですよね。
日本で生活する一番多い外国人は中国人。
探してみれば、意外と見つかりますよ。
必要な行動力:★★★
独学でスタートするわけですから、色々とチャレンジしてみることが何よりも大切です。
ときには自分に合わず、苦しさも伴います。
それなら方法を変えてみれば良いだけの話。
トライ&エラー、試行錯誤を繰り返すことで、中国語が伸びるわけなので。
あとは、何度も言いますが、
少しの笑顔と話しかける勇気
をもって行動してみましょう。
そしてまずは、一人で大声で中国語を叫びましょう。
谢谢!