安定した物価と治安の良さで、リタイア後の移住先として人気が高いマレーシア。
今なお右肩上がりの成長を続けており、まだまだ勢いは止まりません。
そんなマレーシアにて、バカンスをエンジョイする場所として人気なのが「Langkawi」(ランカウイ島)です。
本記事では「ランカウイ島」の基本情報と、目玉スポット「Cenang Beach」(チェナンビーチ)の魅力をメモっていきます。
人気が高まるランカウイ島の基本情報
マレー半島の海洋周辺には小さな島々がポツポツと点在しています。
その西側、マラッカ海峡側にさり気なく浮かんでいるのが「ランカウイ島」。
マレーシアを代表するバカンス島の一つです。
クアラルンプールから飛行機で1時間、シンガポールからも直行便があって、アクセスは抜群。
なのに、隣国の世界的なリゾートに埋もれてしまうためか、認知度はそこまで上がってません。
それでも近年は周辺諸国からの支持がジワジワと高まり、穴場的な場所として注目されています。
①島内の移動はシンプル&良心的
ランカウイ空港は島の北部にあって、ビーチやホテルがある中心エリアまではタクシーを利用。
島内には他に交通手段が少ない、どこに行くにも基本的にはタクシーとなります。
ボッタくられそうで色々面倒臭そうだなと思っている方は、ご安心を。
料金は区間ごとに決められていて、事前交渉は必要ありません。
(料金表はホテルなどで見せてくれますよ)
空港からホテルへの行き方も簡単。
出口付近にあるカウンターで行先を告げて、先に支払いを済ませます。
ホテル名が書かれたレシートが渡されるので、それをドライバーに提示すればOK。
目的地まで連れて行ってくれます。
ボクが乗ったタクシーは陽気な女性が運転していました。
ランカウィの見所やオススメのレストランなどを教えてくれて、親切感たっぷり。
観光客にとって、とても安心・優しいシステムです。
ボクが宿泊したのは「ASEANIA RESORT & SPA」です。
空港から約20分、料金は32リンギット(800円)で不満は全くなし。
リーズナブルかつ交通の便利さで好感度は更にアップしました。
②Grabを利用してもOK
なお、ランカウイでも配車アプリ「Grab」を利用可能。
見慣れぬ土地でも不安なく移動を行え、料金もタクシーと変わりません。
チェックアウトの際、空港までの足をホテルに頼みましたが、彼らも「Grab」で手配していました。
大体の料金も事前にチェックすることもできるため、常にスマホに入れておきたいアプリの一つです。
目玉スポットのチェナンビーチで夕日を見る
ランカウイのハイライトは「Cenang Beach」(チェナンビーチ)。
島の南西に位置しています。
水分を含んだ砂地と深い藍色の海は、どこか懐かしさを感じさせます。
適度な温度に保たれた水辺に足を踏み入れると、全身から疲れが吹き飛びました。
水は少し濁って見えるものの、空のグラデーションと妙にマッチしています。
その中にパラセーリングが入り込むと、まさ絵になりますね。
日中は燦々と照らす太陽光を浴びながら、ビーチではバレーボールやサッカーで燥ぐ人々が目立っていました。
海水浴を楽しむ以上に、スポーツで汗を流す方が適しているかも。
浜辺は人は多からず、少なからず。
カメラで撮影している人が絶えません。
落ち着いて写真を撮るなら、午前中の早い時間帯か南側がオススメです。
①ビーチ沿いのサイドストリート
レストラン、コンビニ、ショッピングセンター、食料・日用品店、お土産屋、マッサージ店が軒を連ね、昼も夜も活気が溢れています。
横道に入れば、屋台がずらりと並び、これぞ東南アジア感。
周辺には高級ホテルから格安ホステルまであり、ここを拠点にバカンスを満喫するのが良いでしょう。
ロケーション的にも有名ビーチに負けず劣らずの環境、と胸を張って言えると思います。
ビーチ沿いにあるお勧めの地元シーフードレストラン
②Yellow Beach Caféで、時を忘れよう
午後の遅い時間。
LANGKAWIの文字を背にビーチ沿いをブラブラしていると、右手に黄色い看板が見えてきました。
ビーチに対面するようにテーブルやソファが配置されています。
どうやらビーチバーのよう。
ボクも店に入ってタイガービールを注文。
カウンター脇に座って、まずは喉を潤します。
蒸し暑さもあって、いつもより一層の爽快感を得られました。
一気にクイっと飲み干した後、次はハイネケンをソファへ。
傍らでは、多くの若者がグラスを手に一点を見つめています。
見つめる先は、水平線に涼みかける夕日。
空がこんなにも近かったのかと思えるほど雲は低く、海との隙間から顔を出した太陽が、とても眩しい。
ビールを飲む暇すら与えず、誰もが無言で、一日の終わりを酔いしれていました。
鮮やかなサンセットが堪能できるベストポジションに、Yellow Beach Caféが構えています。
ランカウイを訪れた際に、ぜひ覚えておきたいスポットです。
チェナンビーチはお世辞にも派手とは言えず、クラスの中では3層目に属するタイプです。
東南アジアの旅行先を決める際も、知名度を優先では、選択されにくい感は否めません。
だからこそ、まだ人が少なめな時機を狙って、途上中の雰囲気を満喫するのを良しと考えています。
今後は余生を過ごすシルバー層のみならず、多くの人々がマレーシアに押し寄せることが予想されます。
シンガポールも含めたマレー半島の人口はさらに増えていくでしょう。
その時に、ランカウイ島のポテンシャルが発揮され、プレミアムな存在になっていると信じています。