「ブラウザのBraveを使うだけで仮想通貨がもらえるらしい」
「どうやって仮想通貨がもらえるの?」
「設定方法や条件はあるの?」
そんな方に向けて。
Brave(ブレイブ)を利用するたびに暗号資産(仮想通貨)のBATが手に入ります。
ただし、BATを手に入れるには、仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)のアカウントやウォレットをBraveに連携させて、Brave Rewardsという項目の設定が必要です。
このページではBrave Rewardsの設定方法や、仮想通貨BATを獲得する手順をメモっていきます。
・仮想通貨BATを得るための条件が分かる
・Brave Rewardの設定方法が分かる
・Braveを使うだけで仮想通貨を稼げる
1. Braveで仮想通貨を得るための事前準備
Braveで仮想通貨BATを得るためには、以下の2つの準備が必要です。
- Braveをパソコンにインストール
- bitFlyerで口座を開設
①Braveをパソコンにインストール
Braveのブラウザ自体はパソコンとスマホの両方で利用可能です。
しかしながら、仮想通貨を獲得できるのはデスクトップ版を使った場合のみ。
スマホではBATを稼ぐことができません。
なので、お手持ちのノートパソコンにBraveをダウンロード・インストールしておきましょう。
②bitFlyerで口座を開設
Braveのブラウザに表示されるプライベート広告を見るたびに、仮想通貨が得られる仕組みで、獲得したBATは暗号資産(仮想通貨)取引所の「bitFlyer」(ビットフライヤー)のアカウントに付与されます。
そのため、予めビットフライヤーで口座を開設しておく必要があります。
まだビットフライヤーでアカウント(口座)を持っていない方は、早めに申請しておきましょう。
※口座の開設は無料です。
2. Brave Rewardsの設定方法
パソコンにBraveインストールして、ビットフライヤーでのアカウント作成(口座開設)が済んだら、Brave Rewardsの設定を行います。
手順は以下の通りで、
- 設定画面を開く
- Brave RewardsをON
- プライベート広告を有効化
- 表示される広告の頻度を設定
- bitFlyerを連携・認証
これを完了しておくことで、広告の閲覧と引き換えに、仮想通貨のBATが手に入ります。
STEP.1:設定画面を開く
画面右下の「歯車マーク」をクリック。
設定ページを開きます。
(もしくは「カード」欄にあるBrave Rewardsの「Rewardsの使用開始」から、STEP.3へ進むことも可能です)
STEP.2:Brave Rewardsをスタート
左側のメニューから「Brave Rewards」を選択。
始めの段階では、まだOFFの状態です。
「Brave Rewardsは無効です」のバーを押してみましょう。
すると、以下のポップアップとボタンが確認できます。
- クイックツアーに参加
いわゆるチュートリアル。
Brave Rewardsについての概要が紹介されます。 - Brave Rewardsの使用を開始
クイックツアーを省略して、すぐに始められます。
ちなみにクイックツアーは全7スライドで構成されていて、
- 広告の表示場所
- 報酬を受け取るタイミング
- トークン(BAT)でできること
などが簡単に分かります。
クイックツアーは後ほど閲覧することも可能なので、どちらかを選びつつ、Brave Rewardsをスタートさせましょう。
STEP.3:プライベート広告を有効化
Braveのプライベート広告を表示させることが、BATを獲得する条件です。
先ほどの「設定」→「Brave Rewards」にて詳細の項目に変わりました。
一番上の「Braveプライベート広告」を有効化にしてください。
これで設定の半分は完了です。
STEP.4:表示される広告の頻度を設定
プライベート広告をONにすると、「表示する広告の最大数」が選択できるようになります。
ソートより自分に最適な表示頻度を選びましょう。
(広告が多いほど、より多くのBATを稼げます)
「チップ」はお好みで。
以上で、Braveでインターネットを利用する(広告を閲覧する)度に、自動で仮想通貨のBATが獲得できます。
STEP.5:bitFlyerを連携
最後は、実際に稼いだ仮想通貨BATが付与されるよう、「bitFlyer」と連携させましょう。
ダッシュボードの「Rewards設定」をクリック。
または「鍵マーク」→メニュー上部の「Brave Rewards」でもOKです。
Rewards管理画面では、矢印の箇所が「未認証」となっています。
ここをクリックしてみましょう。
すると、「ウォレットの認証は任意です」の文言が現れました。
「続ける」を押して次のステップで連携するウォレットを選びます。
日本在住の方は選択できるウォレットは「bitFlyer」のみ。
そのままクリックすると、ログイン画面が現れました。
アカウント登録したメールアドレスとパスワードを記入しましょう。
二段階認証を設定している場合は、6桁のコードを入力です。
「Brave Browser に bitFlyerアカウントの利用を許可しますか?」は「許可する」をポチリます。
Brave Rewardsのページに戻ると……「未認証」→「認証済み」になっています。
お疲れさまでした!
無事にビットフライヤーとの連携ができました。
ビットフライヤーからもBrave Rewardsと連携した旨、メールが届いているかと思います。
※bitFlyerと連携できない場合の解決方法
Braveでは地域ごとで連携できるウォレットが異なります。
いまの現在地が日本でない場合……連携先にビットフライヤーが表示されません。
UpholdやGeminiは、海外のBraveユーザー向けのウォレット連携サービスです。
解決策①:Windowsの設定を見直す
別のウォレットが表示されていたら、パソコンの「国または地域」設定にて「日本」に切り替え。
優先言語も「日本語」(Braveをこの言語に表示)に指定し直します。
そしてBraveを再インストールしましょう。
なお、アンインストールするときは「閲覧データも削除しますか?」にチェックを入れてください。
これで解決できるかもしれません。
ボクは①の方法でビットフライヤーと連携できました。
解決策②:VPNを日本に設定
パソコンにVPNが入っていたら、拠点を日本にしてみてください。
再び「Brave Rewards」よりウォレット選択画面を開いたら、ビットフライヤーが表示される可能性があります。
解決策③:Braveのシステム設定ファイルを直接操作
公式FAQに記載されていた方法です。
- Braveを開いていたら全て閉じる
- 以下のファイルをテキストエディタで開く
[Windows]
c:\Users\{username}\AppData\Local\BraveSoftware\Brave-Browser\User Data\default\Preferences
[Mac OS]
/Users/{username}/Library/Application Support/BraveSoftware/Brave-Browser/default/Preferences
[Linux]
~/.config/BraveSoftware/Brave-Browser/Default/Preferences - “countryid_at_install”という文字列をエディタで検索
検索されたら「countryid_at_install」の右側の数字を以下のように変更する。
“countryid_at_install”:19024
(数字の部分のみを修正してください。) - ファイルを保存
- Braveを起動
かなり面倒ですが、これでビットフライヤーが選択できるようになります。
3. 仮想通貨BATの獲得方法および確認
ホーム画面の「カード」にて現時点で獲得できているBATなどを確認できます。
- トークン残高
当月に取得済のBAT数。 - 次回支払日
前月分のBATがいつ頃付与されるか。 - 今月の進行状況
現時点の収益(推定)や与えたチップの数量。
BATは「塵も積もれば山となる」なので、日々Braveを使っていても、貯まる数量はさほど多くありません。
なので、常に「カード」をチェックする必要はなく、気が向いたら見る程度で大丈夫かなと思います。
4. Brave Rewardsのよく見る質問
よく見る、というか設定時や使っていて抱いた疑問を整理してみました。
Q1:Brave Adsを有効にしていますが、広告が表示されません
広告がなかなか表示されない時期が生じることがあります。
しかしながら、多くの場合はシステムは意図された通りに機能しています。
ちなみに広告は通常、パソコン画面の右下に出てきます。
Brave Adsの目的は、ユーザーに適切な文脈で関連性のある、広告をプライバシーを尊重した形で表示すること。
すべてのユーザーに対して単純に同一の広告を提供しているわけではありません。
自分に合った広告をシステムが見つけられた場合のみ、画面にで表示される仕組みです。
上記に加えてその他の様々な要因を考慮し、どの広告が表示されるかが決まります。
Q2:bitFlyerと連携可能なウォレット数は?
ひとつのビットフライヤーアカウントに連携できるBrave Rewardsウォレットの4つまでです。
ただし、ビットフライヤーとの接続を解除しても、カウントはリセットされないので注意しましょう。
ただし、多数の端末/Braveと連携させると、不正と見なされる可能性があるので、個人で想定される許容範囲内で利用してくださいませ。
ボクは仕事用パソコンと個人パソコンにBraveをインストールして、同じビットフライヤーアカウントを連携させています。
それぞれのパソコンでBraveを使用した際に得たBATの合計分が、後日アカウントに付与されます。
※2022年11月12日追記
先日、ビットフライヤーより1通のメールが届きました。
これまではBraveとの連携が可能な端末は4つまででしたが、その上限が撤廃。
1つのビットフライヤーアカウントで5台以上のデバイスに対して、「Braveブラウザ連携サービス」を利用できるようになりました。
ただし、多数の端末/Braveと連携させると、不正と見なされる可能性があるので、個人で想定される許容範囲内で利用してくださいませ。
Q3:BATはいつ付与されますか?
毎月1日から月末までの広告分の報酬は、翌月の8日前後にビットフライヤーのアカウント・口座へ付与されます。
詳細は「Brave Rewards」ページにて確認してみましょう。
Q4:BATは引き出すことができますか?
Braveのプライベート広告を有効にしていても、ビットフライヤーと連携していない場合は、貯まっているBATを引き出すことができません。
ビットフライヤーを承認させることで、外部へ引き出すことが可能です。
5. Brave Rewardsのまとめ
Brave Rewardsの設定方法のおさらいです。
- プライベート広告を有効化
- 表示される広告の頻度を設定
- bitFlyerを連携
事前にビットフライヤーのアカウントを持っていれば、パソコンにBraveをインストール → Brave Rewardsの設定まで、5分もかかりません。
簡単にサクッと設定できるので、「Use to Earn」(使いながら稼ぐ)に興味がある方は、試してみてください。
広告が煩わしいと思ったり、Chromeの方が使いやすいと感じたら、ビットフライヤーとの連携を解除して、Braveをアンインストールすることも可能です。
この辺りは個人的な感覚に関わるため、まずは試しにBrave Rewardsを設定してみて、使い勝手をご自身で確認してみてもらえればと思います。
使い慣れて快適だなぁと感じたら、+αで仮想通貨BATが手に入るため、一石二鳥以上の価値を見出せるでしょう。