ミャンマーの中部に位置する「Bagan」(バガン)。
「Pagoda」(パゴダ)と呼ばれる仏塔や遺跡の数々が、2019年に世界遺産に登録されました。
新型コロナウイルスで何かと自粛中の今日この頃ですが……終息した後に思い切り観光・海外旅行ができるようになったら、ぜひバガンを1つの選択肢として検討してほしい。
ここでは筆者がコロナが拡大する前に訪れたバガン遺跡の観光情報と関連記事についてメモっていきます。
バガン遺跡の観光サイトマップ
1. バガン・ニャウンウー空港
ミャンマーの最大都市・ヤンゴンや中部のマンダレーからバガンへは長距離バスでの移動が可能ですが、時間を優先するなら飛行機がベスト。
玄関口は「Bagan Nyaung-U Airport」(バガン・ニャウンウー空港)になります。
以下の記事では、バガンに降り立った際に支払う入域料や、空港から各エリアへのタクシー移動について紹介しています。
2. エリア別の観光スポット
バガンは大きく分けて3つのエリアがあり、それぞれに特徴があります。
以下より主な遺跡名と併せて整理していきます。
2-1. Nyaung-U(ニャウンウー)
バガンを訪れた際、最初に足を踏み入れるのがニャウンウー。
地理的には東側に位置し、空港からタクシーで5分ほどで中心地に到着できます。
- 空港に近い
- リーズナブルなホテルが多い
- 朝日が見れるスポットがある
バガンでの活動の拠点にするならニャウンウーが一番でしょう。
- シュエズィーゴン・パゴダ
- ブレディ・パゴダ
- スラマニ寺院
- ティーローミィンロー
2-2. Old Bagan(オールドバガン)
有名な遺跡が集中しているオールドバガンは、バガンの中で最も歴史を感じられるエリア。
環境保全には力を入れていて、新たな建設にも制限が掛かっていると言われています。
- 有名なパゴダがたくさんある
- 高級なホテルがメイン
- 夕日が見れるスポットがある
- お土産屋も多い
昔から地域に人々に守られてきたことだけあって、宿泊施設は余り多くありませんね。
- ダマヤンジー寺院
- タビニュ寺院
- アーナンダ寺院
- ブーパヤー
- シュエサンドー・パゴダ
2-3. New Bagan(ニューバガン)
空港から最も遠い場所にありますが、それでも20分ほどで辿り着けます。
バガンで急速に発展しているエリアで生活には便利ですね。
- カジュアルなホテルが多い
- パゴダをゆっくり堪能できる
- 夕日が見れるスポットがある
- 空港から遠い
有名な遺跡は少ない反面、日本語で訳されない名もなきパゴダに巡り会うことができます。
- ローカナンダ・パゴダ
- ナガヨン
- ヒンドゥー神殿
3. バガン遺跡を回るならE-バイク
バガンは東西10km、南北6~8kmとこじんまりしている古い町。
ルートバスなどの公共交通機関はなく、タクシーもあまり多く走っていません。
そこで必ず利用してほしいのがE-バイク。
1日10,000チャット(760円)ほどでレンタルができる、自由度抜群の移動手段です。
4. 朝日を見る
歴史的建造物と共に、バガンが観光客を惹き寄せる理由が太陽の日の出。
滞在中は1日でも良いので、早起きをして朝日を拝みたいところです。
- バガンビューイングタワー
- サンセットヒル
以下の記事では詳細な場所と当日のスケジュール、注意点などを解説しています。
5. 夕日を見る
朝日に比べて、夕日を愉しむチャンスは多く、ハードルが低いアクティビティだと思います。
なぜなら、早起きの必要がなく、時間の調整の融通が利きやすいので。
- ブーパヤ―
- リバーフロントレストラン
- ローカナンダ・パゴダ
昼間は「パゴダ」を巡り、夕日を堪能して一日を締めくくる、なんてのは如何でしょうか?
ボクがバガン遺跡で観光したのは2020年の1月末。
ちょうど新型コロナウイルスが発覚した直後でした。
ホテルのニュースで武漢の状況を知り、危機感を募らせたのを覚えています。
当時は春節の真っただ中で、中国の国内外での移動に制限が掛かりつつありました。
幸いにも、ミャンマーから住居がある北京に無事に戻って来れましたが、きわどいタイミングであったことは間違いありません。
もしまた自由に旅ができるようになった暁には……またバガンで朝日を見たいと思っています。