バガンに行くのですが、どこに泊まるのが良いですか?
有名なパゴダがある場所も知りたいです
2019年に世界遺産に登録されたミャンマーの「Bagan」(バガン)には、大きく3つのエリアに分けられます。
このページでは各エリアの位置関係や主要な観光スポットをメモっていきます。
・バガンの全域を把握できる
・有名なパゴダがあるエリアが分かる
・そのパゴダを簡単にご紹介
1. バガン遺跡の3つのエリア
バガン全体と各エリアを地理的に見ると、↓な感じ。
②Old Bagan(オールドバガン):北西
③New Bagan(ニューバガン):南西
バガンは東西10km、南北6~8kmとこじんまりしている古い町。
2日あれば有名な「Pagoda」(パゴダ)=仏塔を見て回れます。
滞在中の交通手段はE-バイクがオススメ。
1日10,000チャット(760円)でレンタルできます。
タクシーやツアーもありますが、自由きままに観光地を巡るにはE-バイクが最適でしょう。
では、以下に各エリアの特徴とスポットを整理してみます。
2. Nyaung-U(ニャウンウー):東
バガンの玄関口「Bagan Nyaung-U Airport」(バガン・ニャウンウー空港)があります。
地理的には全体の2/3を占めるエリアで、実際の範囲はかなり広い。
ゴルフ場なんかもあるみたいですね。
①特徴&メモ
・リーズナブルなホテルが多い
・朝日が見れるスポットがある
バガン滞在中の拠点は「ニャウンウー」がベスト。
アクセスが良いうえに、心地よいホテルがたくさん並んでいます。
また美味しいレストランも至る所にあって、(衣)食住には困りません。
②最も神聖なパゴダ:シュエズィーゴン・パゴダ
バガンを代表する宗教建築物の「Shwezigon Pagoda」(シュエズィーゴン・パゴダ)。
ビルマ語でShwe=金、Zigon=砂の河岸 と言う名の通り、金で覆われた美しいパゴダです。
「ニャウンウー」にあるホテルからE-バイクで5~10分程度。
まずは一番最初に訪れたいスポットの1つです。
③まるでドラクエ:ブレディ・パゴダ
バガンの東西を繋ぐメイン通り「Anawrahta Road」から脇に入り、未舗装の小道をEバイクで走らせると見えてくるのが「Bulethi Pagoda」(ブレディ・パゴダ)。
かつては上に登ることが可能でしたが、安全と保護のため、階段は封鎖されています。
周辺はだだっ広い草原で、大小様々なパゴダ以外、何もありません。
そしてゲームで登場するダンジョンのよう。
モンスターが出現しそうな雰囲気を醸し出しています。
④バガンを一望:バガンビューイングタワー
バガン最長の建物が「Bagan Nan Myint Viewing Tower」(バガン・ナンミン・ビューイングタワー)。
高さ66mにある展望台からはバガン一帯を見渡すことができます。
入場料は10ドルが必要ですが、天気が良い日は必ず朝日と気球ツアーが見れます。
タワー内にあるレストランで食事を摂ったり、お土産屋やアートギャラリーで歴史に触れるにも良いでしょう。
3. Old Bagan(オールドバガン):北西
エーヤワディー川が進路を南へ方向転換する辺りのエリア。
パゴダが最も集結しています。
Google Mapで「バガン」と検索すると表示される場所です。
しかし、実際の守備範囲はもう少し広く、見どころも多くなっています、
①特徴&メモ
・高級なホテルがメイン
・夕日が見れるスポットがある
・お土産屋も多い
ニャウンウーからはE-バイクで20分ほどで到着できます。
道中で既に多くのパゴダを目にすることでしょう。
昔から地域に人々に守られてきたことだけあって、宿泊施設は余り多くありません。
エーヤワディー川沿いに欧米風の高級なホテルがいくつかある程度です。
②最も大きいパゴダ:ダマヤンジー寺院
「Anawrahta Road」の南側にある「Dhammayangyi Pahto」(ダマヤンジー寺院)は、バガンで最大のパゴダ。
ウィキペディアによると、パガン王朝第5代王ナラトゥーによって建てられたと言います。
遠くからでもその巨大さが目に飛び込んできますが、写真ではイマイチ伝わりづらい。
ぜひ自分の眼で確かめてほしいパゴダです。
③最も高いパゴダ:タビニュ寺院
そして、全高61.3mを誇る「That-Byin-Nyu Pahto」(タビニュ寺院)は、バガンで最も高いパゴダ。
この白塔は「ニャウンウー」から視認できるくらい目立っています。
入口付近には屋台、アイスクリーム屋、お土産屋が出店。
比較的リーズナブルな値段でお買い物を楽しめます。
④最も芸術的なパゴダ:アーナンダ寺院
おそらく、バガンで一番人気なのが「Ananda Pahto」(アーナンダ寺院)。
「ダビニュ寺院」の隣にあるので、迷うことは無いでしょう。
敷地内はかなり広々としていて、寺院を一周しながら、その全貌を解き明かすことができます。
落ちゆく太陽や美しい寺院を背景に、記念撮影している人が多く見られました。
4. New Bagan(ニューバガン):南西
近年開発されているエリアで、「ニャウンウー」「オールドバガン」より発展しています。
レストランが多く、宿泊施設も続々とオープン。
地図で見ても、道路が規則正しく縦横していて、「街っぽさ」を感じますね。
①特徴&メモ
・パゴダをゆっくり堪能できる
・夕日が見れるスポットがある
・空港から遠い
弱点はやはりアクセスが悪いのと、見どころが少ないところ。
でも、名もなきパゴダが無数あって、バガンらしい写真を撮るには良いエリアでしょう。
②黄金に輝く:ローカナンダ・パゴダ
唯一と言っていいくらい、「ニューバガン」で迫力があるパゴダが「Lawkananda Paya」(ローカナンダ・パゴダ)。
麓にはエーヤワディー川が流れていて、なかなか味わい深い。
すぐ隣は仏教徒の学校があります。
空港から最も離れていますが、訪れてほしいパゴダですね。
③登れるパゴダ:ヒンドゥー神殿
今では登れるパゴダはほとんど残っておりません。
そんな中、「ニューバガン」で発見したのが「Hindu Climable Temple」(ヒンドゥー神殿)。
決して高くはありませんが、「登れる」というところがミソ。
地元の人に教えてもらった、まさに隠れスポットです。
④夕日を拝める:リバーフロントレストラン
1日の疲れを癒すために、甘いケーキや熱いコーヒーはいかがでしょうか。
「River Front Restaurant」(リバーフロントレストラン)では、エーヤワディー川の向こう岸に沈みゆく太陽を、じっくりと眺めることができます。
一応、ロッジが併設されていて宿泊することも可能なよう。
ともあれ、その日を〆るのにオススメのレストランです。
観光メインであれば、3泊4日で十分。
正直、E-バイクをフル活用できれば、どのエリアを拠点にしても大差はありません。
とはいえ、利便性を考えると「ニャウンウー」が良いでしょう。
この辺りのホテルは全て朝食付きで、サービス精神やクオリティーが高い。
またバガンを訪れたいと思わせてくれる体験を提供してくれます。
きっと、大満足の旅行になることでしょう。