ミャンマーのマンダレー地区にあるバガン遺跡。
数千とも言われる「パゴダ」(仏塔)や歴史的建造物が建ち並び、2019年には世界文化遺産に登録されました。
ここではバガンに降り立った時に最初に行う、入域料の支払いなどについてメモっていきます。
・バガン遺跡の入域料システムが分かる
・空港から各エリアへのタクシー料金の相場が分かる
バガン・ニャウンウー空港での入域料
①バガン遺跡の入域料の支払い
空港に降り立ち、ガランとした到着ロビーに踏み入れると、出口付近で入域料の支払いを求められます。
入域料=Archaeological Zone Fee
直訳すると「考古学エリア料金」
バガン地区の入場パスみたいな感じ。
基本的にバガンを訪れた外国人は、観光の有無によらず、一律撤収されます。
②入域料の目的
環境保全のためだと思います。
世界遺産に登録されて以降、ミャンマーの仏教の聖地としてバガンの知名度は高まり、観光客は急増。
これに伴って「バガン遺跡」の保全・整備にそれなりの費用がかかるので、入域料という名目で撤収しているのです。
なお、このシステムはバガン以外の都市でも存在します(マンダレーなど)。
③入域料の金額
バガンの入域料は1人25,000チャット(約1,900円)
支払い時にパスポートと帰路の航空券(バガンを離れる日時が分かる情報)を提出します。
システム上で必要な情報の登録が完了すると、「Bagan Zone Free Ticket」が手渡されます。
入域料のレシート兼エリア入場券ですね。
空港で入域料を支払っていれば、パゴダや寺院にて追加料金は撤収されません。
その名の通り、フリーパスといった感じでしょう。
④入域料の有効期限
購入した時間から、ちょうど5日後の同じ時間で効力が切れます。
なので、最長で4泊5日であれば、1回の支払いで十分ということになります。
有効期限は1/21~1/26の5日間
もし、中長期的に滞在するなら、入域料を再度支払わないといけないかもしれません。
ボクは3泊4日だったので、正直、それ以降のシステムは分かりませんでしたが……。
まぁ、観光目的なら3日あれば十分見て回れます。
一般的な日程でバガンを訪れるのであれば、特に期限を気にしなくても良いでしょう。
⑤注意点
実は、大概のパゴダではパスをいちいちチェックしていません。
とは言え、人が少ない時間帯であったり、やや警戒を強めている場所では、パスの提示を求められる場合もあります。
この際はパスのQRコードを読み取って確認が行われます。
なので、空港で支払いを済ませたら、そのパス=レシートをスマホで撮影しておきましょう。
万が一紛失しても、優しいミャンマーの人なら、事情を説明すれば許してくれると思います。
(勝手な想像なので、パスは身から離さないように注意してくださいませ……)
バガン遺跡の各エリアへのタクシー料金
バガンの主要エリアは東西8km、南北6kmほどしかなく、空港から各エリアへの移動は基本的にタクシーになります。
気になる料金ですが、出口付近に値段表が建てられているので、ご安心を。
ニャウンウー空港 → オールドバガン:7,000チャット
ニャウンウー空港 → ニューバガン:7,000チャット
空港の職員に宿泊先のホテル名を伝えれば、ドライバーを呼んできてくれます。
目的地に着いたら、上記の料金を支払えばOK。
ボッタクられる心配はありません。
ミャンマーの人々はみんな優しく、誰にでも親切に助けてくれます。
空港や街中で困ったら、迷わず声を掛けてくださいませ。
また他の国に比べれば危険も少なく、騙されることも殆どないでしょう。
良い思い出をたくさん作れると思います。