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新型肺炎・蔓延状況の確認方法+帰京メモ

医療イメージ HALF TIME
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中国国務院が春節期間を2月2日まで延長したため、本日より通常生活が再開された。
しかし、新型肺炎は収束されておらず、日々感染者が増えている状況だ。
中国での死者数は2002~2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)を超え、各都市で外出制限・交通規制が敷かれている。

これを受けて日本政府も、過去2週間以内に発生源となっている湖北省での滞在歴がある者と、湖北省が発行したパスポート所持者の入国を制限。
中国や近隣諸国間の渡航者への警戒を強めている。

様々なニュースが飛び交う中、何が真実で、正確な数値なのかを掴むのは難しい。
SNS上ではタップ一つでデマが拡散され、不安を煽ることさえある。
個々が情報にフィルターをかけて、正しい現状を把握する力が試されている。

以下はテンセントニュース(腾讯新闻)が公開している新型肺炎の蔓延状況だ。
タイトルからも分かるように、テンセントニュースはチャットアプリ「QQ」や「微信」を提供しているTencentのサービスの一つ。
リアルタイムで更新されていて、信頼性は極めて高い。
最新数値を入手するのに参考してほしい。

■新型肺炎の最新情報
https://news.qq.com/zt2020/page/feiyan.htm?from=timeline

■サイトのQRコード

新型肺炎の蔓延状況サイトのQRコード

※中国語ですが、概ねの意味は分かると思います。

さて、ボクは昨日未明にミャンマー・ヤンゴンから昆明経由で北京に戻ってきた。
本来なら本日3日より出社するはずだったが、勤め先の企業からは9日までは外出を控え、在宅ワークを命じられている。
マンションから窓の外を見ると、出歩く人はおらず、交通量も極めて少ない。
春節が明けても、なお休みが続いている感じを受けている。

ヤンゴンでのチェックイン&搭乗は混乱がなく、予想に反してスムーズに行えた。
出国時点でミャンマー国内で感染が確認されていないことが功を奏したかもしれない。
ただし、機内では「出入国健康申告書」なるものを記入させられた。

出入国健康申告書-中国語 出入国健康申告書-英語

自身の基本情報に加え、
「14日以内に武漢に居住または訪問していたか」
「発熱、悪寒、咳、動悸、呼吸困難の症状有無」
を記入する。
もし虚偽の申告を行った場合は、法律に基づく処罰を受けるとのこと。
徐々に本土に帰国するのだという実感が湧いてくる。

昆明に到着すると更に緊張感が高まった。
入国審査の際にはマスク着用が義務付けられ、全ての渡航者の体温を測定。
申告書同様に厳しいチェックが行われた。
幸いにも、ボクのフライトには湖北省に訪問歴がある搭乗者もいなかったようで、1時間かけて中国へ上陸を果たせた。

北京行きの飛行機まで4時間余り。
春節最終日にも関わらず、昆明国際空港の利用者は疎らだ。
マスクにより小声で話さねばならず、非常に静かな空間であったが、心なしか空気は重い。
お祭り気分とは真逆の雰囲気である。

空港のトイレには消毒液が置いてあり、普段以上の清潔感が保たれていた。
エレベータにはティッシュペーパーが設置され、直接ボタンに接触しないよう配慮が見られる。
搭乗手続きを待つ利用者は、間隔を広めに空けて並んでいる。
中国国内では感染拡大の防止対策が徹底されていた。

フライト変更で予定より30分遅れて搭乗となったが、北京へ移動する人々の表情は暗かった。
客室乗務員もマスクを2枚重ねで着用し、予防万全の状態。
口周りは極力開放しない方が良く、機内食を食する者は少なかった。

トランジット含め、移動にトータル12時間かかったが、これほど息苦しいと思ったことはない。
深夜に自宅に着いた時にはグッタリとしてしまった。
ミャンマーの新鮮な空気が非常に懐かしい。

本来であれば盛大に祝う春節が一転。
新型肺炎により暗いムードとなった。
2020年は忘れられない年になるだろう。

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